シュラフを洗濯してみた 2013年10月17日(木)

ふ~ちゃん

ここのところシュラフが目に見えてよたってきていたので、手洗いしてみた。

洗濯したのは以下の2点。

いずれもモンベル製のダウンシュラフで、購入は2001年。既に購入から12年がたち、製品寿命は迎えている。

購入後数年は2~3年に一度クリーニングに出していたが、ここ5~6年は洗濯していなかった。

特に #5 の方は夏は単体で、冬は #2 と併せてほぼ1年中稼働している。最近では汚れが目立ち、明らかにロフト回復力が下がっていた。


洗剤[image/jpeg:92kB]
洗剤は専用

洗濯するにあたり、まずは洗剤を選ばないといけない。はじめはエマールにしようかと思ったが、念のためモンベルで専用の洗剤を購入してきた。


洗濯前ロフト(#5)[image/jpeg:229kB]
洗濯前ロフト(#5)は 90mm も無い

まずは、 #5 の方を洗濯する事にした。洗濯前に、一応どの程度のロフトがあるか確認しておく。袋から出して数時間放置した状態で、中央部分で 90mm もない。所々でダウンが塊になって、ゴロつきがある。


洗う[image/jpeg:163kB]
たらいで洗う

20ℓのたらいに水を15ℓほど入れ、洗剤を40cc投入した。シュラフを水につけるが、空気を抜くのがなかなか大変だった。押し洗いすると、水がみるみる茶色くなった。思った以上に汚れていた。


すすぎ[image/jpeg:100kB]
4回すすぐ

水を流し、軽く押して脱水し、ふたたび水を入れてすすぐ。水の濁りが無くなるまで4回すすいだ。


脱水[image/jpeg:201kB]
洗濯機で脱水する

軽く水を抜いてから、洗濯機に投入して脱水する。

さらに、低温乾燥する。洗剤の説明には家庭用の乾燥機は使わないようにと書いてあるが、無視する。乾燥時間は50分×2回でほぼ乾いた。乾燥後は洗濯機の中でパンパンに膨らんでいた。


選択後ロフト[image/jpeg:169kB]
洗濯後ロフトは 105mm

乾燥後、ふたたびロフトを確認する。おおよそだが 105mm 近くある。数値的にはあまり変わらないように思うが、フカフカ感はまるで違う。多少ごろつきは残っているが、かなり解消されたと思う。

調子に乗って #2 も洗濯する事にした。


洗濯前ロフト(#2)[image/jpeg:278kB]
洗濯前ロフト(#2)は114mm

こちらもまずはロフトを確認する。今度は定規を乗せて正確に計測する。 114mm ある。こちらは主に秋から春までの使用で、 #5 ほど使用頻度は高くない。それでも襟周りの汚れとヨタつきは気になる。


洗濯(#2)[image/jpeg:93kB]
風呂桶で洗濯する

こちらはたらいに入らないので、風呂桶で洗う事にした。洗剤は 60cc 投入した。


濁った水[image/jpeg:96kB]
濁った水

#5 ほどではないが、それでも目に見えて洗い水は濁った。


すすぎ(#2)[image/jpeg:85kB]
すすぎは3回

すすぎは3回。水抜きと脱水が #5 よりも面倒。


水を抜く[image/jpeg:78kB]
バスタオルで水を吸い取る

濡れたまま洗濯機で脱水しようとすると、重すぎてエラーが出た。バスタオルで押さえて少し水を吸って2度目のトライでようやく洗濯機が動き出した。


乾燥機[image/jpeg:148kB]
乾燥機で乾燥させる

さらに乾燥機にかける。40分×3回かけたが、まだかなり濡れている。ただこれ以上膨らむと洗濯機では無理なので、布団乾燥機を使う。

乾き具合を見て裏返しながら数時間。


洗濯後ロフト[image/jpeg:238kB]
洗濯後のロフトは 130mm

ロフトをはかってみた。130mm。1割以上の回復が見られた。

というわけで、皆さん失敗を恐れず洗濯しましょう。

夏用シュラフは洗濯から全て洗濯機を使っても問題ないような気がする。秋冬用については、脱水しようとするだけで洗濯機が止まるので、家庭用洗濯機では難しいかもしれない。手洗いでもやはり大きなシュラフはそれなりに手間がかかる事が分かった。

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