ニオベツ川~オムシャヌプリ

ふ~ちゃん
山行
オムシャヌプリ南西面直登沢遡行
日程
2008年06月10日(火)
山域
南日高

行程

2008-06-10
オムシャヌプリ南西面直登沢オムシャヌプリ西峰~オムシャヌプリ北西面沢ニオベツ川

2008年06月10日(火)

タイムレコード
時刻天候場所行動
03:00起床
05:00出発
08:05オムシャヌプリ
10:50下山

三泊お世話になった楽古山荘を後にして翠明橋公園に向かった。いつものようにお湯を沸かしてカップ麺を喰う。河原に降りる道のゲートはなくなっているので、車で降りていくと、橋の手前で道の真ん中にキャンピングカーを駐車して寝ている釧路ナンバーのアホなじいさんが居た。起こしてもめるのもいやなのでバックで引き返し、トンネル入口側から下に降りる。こちらの道の方が少し荒れているが、何とか出合の前までたどり着けた。出合の前にはちょうど良い駐車スペースがある。

オムシャヌプリ南西面直登沢

出合[image/jpeg:279kB]
ちょっとした滑の出合
Co600[image/jpeg:265kB]
いくつかの小滝がある

出合はちょっとした滑になっている。やや荒れた印象に残らない渓相が続く。このあたりの6年前の記憶は全く残っていない。いくつかの小滝も出てくるが、特に印象にも残らず、適当に通過した。


Co665 滑滝[image/jpeg:247kB]
Co665 滑滝
Co680[image/jpeg:285kB]
Co670 滝が続く
Co690 大滝[image/jpeg:251kB]
Co690 大滝

Co660 付近からようやくらしいが出てくる。滑滝を通過し、大きな滝を直登した。難しい直登ではないが、この高度になるとこの時期はちょっと緊張する。滝を越えてが右に曲がると、雪渓が出てきて、そこに右岸から例の大滝が落ちてくるのが見える。


Co790 側壁型大滝[image/jpeg:307kB]
Co790 側壁から落ちてくる滝
Co790 高巻き[image/jpeg:341kB]
急峻なルンゼから高巻く

今回は一人なので、直登にチャレンジすることなどせず、そのまま左岸ルンゼに進む。ルンゼからはなかなか尾根に取り付ける場所がなく、どんどん高度を上げる。6年前もこんなに登ったろうか?結局 Co900 付近までルンゼを詰めて尾根に取り付いた。

尾根の藪漕ぎも6年前よりキツい気がする。気のせいだろうか。少しずつ高度を下げながら斜面をトラバースし、の落ち口付近に降りた。


Co930[image/jpeg:322kB]
Co930 滑滝
Co960 大滝[image/jpeg:337kB]
Co960 大滝

小滝と滑の中にややガレ気味の渓相を過ぎて、 Co930 付近で一気に突き上げる連瀑となる。特に難しそうでなかったので適当に直登していったら上の方でホールドが乏しくなってきて、少々緊張した。


源頭ルンゼ[image/jpeg:368kB]
源頭のルンゼ
オムシャヌプリ西峰[image/jpeg:297kB]
ピークまではわずか
十勝岳[image/jpeg:152kB]
十勝岳北面にはまだ雪渓がある

後はいくつかの小滝を通過し、ルンゼ状のを詰めると藪漕ぎなしに南西の尾根に出た。源頭付近で何本かハイマツがノコ出来られていた。こんな所に沢屋以外が来るわけがないから、沢屋の仕業であることは間違いないが、何でわざわざノコで切ってまで道を造らないといけないのか理解できない。

ピークまでは薄いハイマツを漕いですぐだ。今日は良く晴れて、野塚岳十勝岳の様子がよく分かる。野塚岳南面にはほとんど雪渓は確認できない。豊似川左股の雪渓も例年の7月ごろの感じだ。十勝岳北面はさすがに雪渓がたっぷり残っていたが、それでも例年よりはずっと少ない感じがする。

オムシャヌプリ北西面沢

北西面源頭[image/jpeg:374kB]
北西面はネギ畑
北西面ガレ[image/jpeg:398kB]
山崩れ

下りは道の北西面から下ることにした。ハイマツを漕いでやや主稜線を進み、ダケカンバの斜面に下る。こちら側はダケカンバ林の中にギョウジャニンニク畑が広がっている。しばらくは沢形は現れず、ダケカンバ林の中を下っていく。 200m ほど下ってようやく形らしき物に出たが、水は涸れている。 Co1000 付近で左股と合わせ、ようやく水流が出てくる。

小滝を二つほど降りると、左右から崩壊地が合流し、ガレが埋めていた。ガレは割と安定しており、さほど大規模ではなくすぐに水流が復活した。単調な川を下り、このまま本流まで降りられるかなと思っていたが、そうは問屋がおろさなかった。


北西面 Co780[image/jpeg:324kB]
ハングした滝がある

Co800 を過ぎたあたりで、大きなに出る。二段になっているようだ。とりあえず右岸の植生を使って中間に降りる。中間部から下の様子をのぞき込むが、ばっさりと切れ落ちており、下の様子は見えない。直接降りることは出来そうにもないので、右岸から高巻くことにした。尾根筋の下の方もかなり急峻なようなので、藪を漕いで隣のルンゼに降りた。に降りてからを見に行くと、周囲が崖に囲まれて完全にハングした滝があった。

左股と合流すると床は滑となって、沢はS字にカーブしていくつかの滑滝が続く。大きな滑左岸から高巻いた。すぐに本流に出て護岸整備された沢を淡々と下り、車にたどり着いた。

下山後は温泉とかラーメンとか行きたい所だが、最近はガソリンを初めとした物価高騰のあおりで遠征費が激増して、ついついケチケチしてしまう。結局どこにも寄り道せずにまっすぐ苫小牧に帰ってきた。

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