行程
- 2008-04-28
- 暑寒荘 C0
- 2008-04-29
- 暑寒荘~暑寒別岳~暑寒荘
メンバー
- とーの
- ふ~ちゃん
暑寒荘に連泊してきた。
初日、山荘には本州から来たという60~70代のおじさん達数名が泊まっていました。私と相棒は地元から持参したギョウジャニンニクをジンギスカンとともにいただきました。お隣のおじさん達もジンギスカンのようだったので、少し余ったギョウジャニンニクを差し入れしました。
もちろん、下心有ってのことですが、おじさん達から戻ってきたのは『シャク』と『ヤチブキ』のおひたし。
・・・こんな雑草で誤魔化そうと?
まあ、いいけど・・・期待した私がバカだった。
っていうか、おじさん達、ギョウジャニンニクを生で食べ始めた。いや、それもおいしいけど、せっかくジンギスカンをするなら一緒に焼いて食べれば・・・
本州の人はギョウジャニンニクの食べ方を知らんの?
翌日、午後から悪くなると言う天気予報を元に、我々は夜明けから暑寒アタックすることにしました。
暗いうちに小屋の外に出てみると、昨夜我々が寝静まってからも飲み謳っていたおじさん達が使ったジンギスカンの鍋がうち捨てられていた。
ぉぃぉぃぉぃぉぃ、熊が来たらどうすんじゃ!
っったく。おじさん達はまだぐっすり寝ているので、とりあえず鍋を小屋の中に放り込み出発した。
おじさん達は我々が降りる頃にようやく登り始めていた。
下山後、相棒はおうちに帰ったが、私はもう一泊することにした。午前中の早い時間に下山して時間をもてあましたので、周辺の藪を漕いでギョウジャニンニクを採取。夕食の食材をなにも持っていなかったので、山荘に誰かが捨てていった、賞味期限切れの油と天ぷら粉を使って藁しべ長者を決め込むことにした。
小屋に戻ると、名寄の山岳会の方がいたので、とりあえず彼らに天ぷらを揚げてあげると、彼らは大喜びで食べてくれ、まんまと豚汁とご飯をゲット!
今夜も泊まると言っていたおじさん達にも喰わしてあげようと、天ぷらを揚げながら待っていたが、おじさん達はさっぱり戻ってこない。
降り出した雨も強くなって、名寄の人たちも一緒に心配していたが、何とか暗くなる前にずぶぬれになって戻ってきた。ずいぶんとのんびりでしたねと聞くと、もう75歳だから時間がかかるんだよねなどと悪びれる様子もない。
ぃゃぃゃぃゃぃゃ、天気が悪くなることも分かっていて、だったら何であんな余裕ぶっこいた時間に出ていってピークまで行くかな?
まー、体力に自信あるんだろうからいいけどさー。
名寄の人たちは、そんなおじさん達の態度にあからさまに不機嫌になって部屋に引っ込んでしまった。
おじさん達はいったん温泉に入りにいって、名寄の人たちが寝に入った頃に戻ってきて宴会を始めた。
私は揚げた天ぷらを差し入れ、何が来るかを期待した。が、天ぷらにはさほどの興味も示さず、一応『日本酒飲むかい』とか、『ワイン飲むかい』とか誘われたが、
ちがうちがーう。そこはまずビールでしょ、ビール!!!
もしくは肉!
ギョウジャニンニクのありがたさも分からん様な人たちにはもうつきあってられんわ、次の日も早いので寝るわい。
はたして、おじさん達はその日も夜中まで飲んで居たのでした。
で、結局何が言いたいかって言うと、ギョウジャニンニクをもらったら、お返しはビールか肉でお願いしますって事です(キリッ。
そこ、暗黙の了解で。
あ、ジンギスカンの鍋のこと、説教すんのわすれた。