- 目的
- 富良野岳ジャイアント尾根滑降
- 日程
- 2006年12月17日(日)
- 山域
- 十勝連峰
前泊
前日はもうちょっと速く家を出るつもりだったが、ついついフィギュアスケートグランプリファイナルを最後まで見てしまった。日高をすぎて、占冠に入ると全線アイスバーン。富良野駅前で車中泊するつもりだったが、富良野駅のトイレが施錠されており使えず、やむを得ず上富良野駅まで行く。25時に眠りにつく。しばらくして、なにやらやかましい音が聞こえてくる。頭を上げると、隣におねーちゃんが2人乗った車が停まっており、やかましい糞楽曲をノンストップリピートで大音響でならしてやがる。おかげで30分は眠れなかった。貴重な睡眠時間を返せー!。ほんと、氏ね。
神様光臨
そんなこんなで、沈滞していたら、ファットスキー軍団はシールを利かせてバリバリ直登していく。この強者ども何者?我々はもう直登は無理なので、スキーを担いでツボにする。と、ファットスキー軍団の先頭が声を上げる。見上げると、尾根の天頂でヒグマが後光を受けながらこちらを見下ろしているではないか。しばし呆然。ヒグマは悠然と歩き、尾根の陰に消えていった。富良野岳では、11月にも 北大生によってヒグマが目撃されている らしい。しかも二頭って・・・。真夏のヒグマなら、それほど気にしませんが、この時期の 穴持たず のヒグマはシャレにならん。つうわけで、この瞬間にピークはあきらめてリターンを決定する。
滑降
ベベルイ沢源頭を下る
ファット軍団が先にボウル斜面を優雅に滑っていく。みんなテレマーカーじゃん。ボウル地形の良いところまで降りて、そこからトラバースしてジャイアント尾根に復帰して、尾根を下れるところまで下ることを確認して、我々も続く。が、どうやら少佐にはうまく伝わっていなかったようで、少し谷の方に降りすぎてしまう。まぁ、降りてしまったものはしょうがないので、そこからちょっと余計なブッシュを漕ぎつつ、トラバースして尾根に復帰する。しかし、ジャイアント尾根に復帰しても、やっぱりブッシュがうるさい。“疎林の緩斜面をまったりと滑る”つもりだったが、ブッシュに苦しめられ、いまいちだった。まぁ、それでも雪質はまぁまぁなので、どんどん高度を下げ、気がついたら Co950 付近まで降りていた。
下山
帰ってきました
ベベルイ沢に降りてシールをつける。コンパスを切って、砂防ダムを目指す。なんだか、こっちの尾根の方が疎林で快適そうだなぁ。うーむ。砂防ダムについたら、ファット軍団もちょうど渡渉するところだった。ちなみにこのパーティ、かの三段山クラブだったらしい。スタックした車の脱出に手を貸したけど、全然力を入れていなかったとか言う話はさておき、朝にトイレを借りた義理を果たしにバーデンかみふらのの温泉に入って帰ってきた。吹上温泉の白銀荘に比べると、むちゃくちゃちっちゃいけれど、なかなか情緒ある良い温泉でした。