- 目的
- オロフレ山〜徳舜瞥山縦走
- 日程
- 2017年02月12日(日)
- 山域
- 中胆振山群
オロフレ山からホロ徳までの縦走ルートは距離的には1泊のルートであるが、周囲にあまり良い駐車スペースがないので、一晩車を放置して行くにはやや忍びない所がある。と言うわけで、やや距離は長いが日帰りでのマラソン山行を敢行した。
行程
2017年02月12日(日)
出発は門前峠。情報通り周囲に駐車スペースは無い。いくつかの記録では、近隣の農家にお願いしているようだが、日の出前にたたき起こすわけにも行かないし、だまって敷地に置いていくわけにも行かない。幸い道幅は広いし、日中さほど交通量のある道路でもなさそうなので、路肩を少し掘って出来るだけ脇に寄せて駐車させてもらう。
畑地を通り、すぐに尾根の林間に入る。ブッシュはさほどうるさくない。全く持って緩やかな尾根が続き、スイスイと進む。
視界はイマイチで、尾根は広くて現在地確認はままならないが、 P947.2 のへそを確認。ダケカンバのモンスターが目立ち始める。雪庇も特に発達しておらず、問題箇所は全くなし。
P1049 は最後の登りだけちょっとだけ急だが、スキーでも登れる。なんか巻いて通過している記録が多いみたいだけど、帰りもここを登り返しなしで通過するのは困難っぽいので登ってしまった方が早いのではないだろうか。
シールは外さないが、コルまでの短い下りはスキーが快適。コルからコンパスを切って斜めに登っていくが、思いの外ダケカンバのブッシュがうるさくて迷路状態だった。
稜線、と言っても尾根が広すぎて何処か稜線か分からないけど、その尾根上部に出るとなんと、スキーのトレースがあった。割と最近のものだ。
んで、平べったいピークにタッチ。シールを外す。
コンパスを切って平べったい尾根をダラダラと下る。余りにもなだらかすぎてスキーが走るほどではないが、かといって登り返しもないのでシールは外して正解だろう。
視界も無いし、距離が長いので一体何処まで降りてきたのかさっぱり分からない。右側の崖地形を確認しつつ下っていくと広いコルに出た。
P1071.4 はまるまるショートカットしても構わないような気がするが、中島とか言う三角点があってその筋の信者はありがたがっているようなので踏んでみた。
先行のトレースは三角点から更に北のピークを通って分水嶺を忠実に辿っているようだが、そんなことは今更全く気にしないので三角点から真っ直ぐ東の斜面に下る。分水嶺上部は細く急な岩稜になっていて、けっこう苦労しそうだがこちらの斜面のスキーは快適。
Co950 位まで滑り降りて尾根に登り返す。
Co937 コルからは広い尾根の斜面を適当にトラバースして行く。尾根が細くなる所で稜線に出てポコを一つ越えると、岩稜帯の先に先行者の集団が見えた。あの出で立ちは…
彼らは岩稜の尾根筋を忠実に辿っているが、面倒なので東側の斜面を大胆にトラバースする。雪の付き方によっては雪崩も恐いが、この雪の量ではさほど気にする事もあるまい。
追いついたら案の定北大生だった。ただしワンゲル。足回りは相変わらずプラブに秀ちゃんシール。1人はスノーシューというストイックさ。昨夜一泊して、今夜もう一泊するらしい。
こちらは日帰りなのでお先に失礼させてもらう。 P1260 への登りはスキーでは無理なので E.P に変えてシートラで登る。しかし、ズボズボでなかなか大変だった。下るならバックステップだろう。
P1260 上でスキーに戻す。ホロホロ山まではスキーのままで問題なし。徳舜とのコルへの下りは少しツボで降りる。コルまでは北側の斜面のトラバースするが、前に来たときよりもブッシュが多いような気がする。
徳舜瞥山から西尾根への下りも、ブッシュが多いし、クラスト気味で全くスキーは楽しめず。この尾根こんなにブッシュ多かったかな?やっぱり雪が少ないのかな?
Co900 あたりまで降りると、スノーシューのトレースが目立つようになってきた。このトレースは Co530 で道路に出るまで続いていた。これはいわゆる、ニョロニョロのツアーですか?
Co507 の交差点の民家前には「迷惑駐車お断り」の立て看板があった。まあ、いろいろと、アレですな。
つうわけで、道路を歩いて出発地点に到着。道を歩いているうちに通過した自動車は1台のみ。のべ約10時間行動。