羅臼湖から知西別岳へのルートは、知床峠が開通してから雪渓が無くなるまでの僅かな期間のみ利用できるルートだ。当初は天頂山の方もねらったが、そちらは雪解けが進んでいるようなので知西別岳の方に絞った。
行程
- 2016-05-18
- 羅臼湖入口~羅臼湖~北東面雪渓~知西別岳 往復
装備
- ピッケル
- アイゼン(不使用)
- アルパインクルーザー3000
2016年05月18日(水)
この時期知西別岳へ向かう羅臼湖遊歩道の入口付近には駐車場はなく、峠の駐車場に駐めて欲しいとのことなのでその通りにして、自転車で入口へ向かう。まあ、世の中には平気で路駐する人も居るわけだがそういう人はそういう人。
自転車を残置して、雪の斜面を進む。地形図が古くて、見返り峠のクランク辺りから取付いたのだが、あとから確認したら現在はもうちょっと峠寄りの所から道があるらしい。そのせいか、若干藪を迂回したりして進む。羅臼湖上流の沢はけっこう水量があって渡れず、左岸を遡ってから雪渓を渡る。思い切って湖の北側の斜面から遠回りした方が早いようである。ここからはひたすら雪渓を登る。途中で青いスノーシューが転がっているのを見つける。稜線上はハイマツが出ていた。ハイマツの藪を横断し、幌別川源頭部の雪渓へ異動する。知西別川側は急な雪渓になっており、慎重にトラバースして、ちょっと藪を漕いで頂上に上がった。下りで例のスノーシューを回収し、湖上流は北側に大きく迂回して通過する。行きの足跡は既に消えかけているので、帰路もそこそこルート探索しながら下山した。
スノーシューの持ち主は、 Twitter で呼びかけると即日判明した。知り合いの知人が最近落としたものだった。山の世界は狭い。