雷電山~チセヌプリ

ふ~ちゃん
目的
雷電山~チセヌプリ縦走
日程
1995年12月24日(日) - 28日(木)
山域
ニセコ連峰

行程

1995-12-24
苫小牧~岩内~雷電温泉林道 C0
1995-12-25
C0~朝日温泉雷電山登山口~Co800コル C1
1995-12-26
C1 停滞 C2
1995-12-27
C2~雷電山目国内岳前目国内岳~新見峠 C3
1995-12-28
C3~白樺山シャクナゲ岳チセヌプリ五色温泉~モイワ国際スキー場

1995年12月24日(日) 雷電海岸~林道

岩内の警察署に登山計画書を提出し、バスに乗り込んで出かける。雷電温泉郷で下車して林道を歩いていく。1キロほど歩いて天張る。天気図をとると、明日は冬型が決まるようだ。

1995年12月25日(月) 朝日温泉~稜線

タイムレコード
時刻天候場所行動
05:00起床
06:30出発
07:30朝日温泉雷電山登山口
10:25Co800コルC1

予想通り、冬型の天気。海岸から冷たい風が吹き付ける。行けるところまで行くことにする。当然の事ながら、林道は除雪されておらず、朝日温泉は閉鎖されている。その朝日温泉の裏の丸太橋をわたると、雷電山の登山口がある。

雷電岬から稜線を上がって行くにつれて、北風がますます強くなってくる。途中、岩場があって直登出来ないので、南側をトラバースして登っていく。再び稜線に立ってみると、あまりにも風が強くて、立っていられず、たまらずひっくり返る。どうもこれ以上進むのは無理なようなので、ブロックを積み上げて天張ることにする。

1995年12月26日(火) 停滞

異常に発達した低気圧のために、猛烈な冬型となり、とても行動出来そうにない。この低気圧は、太平洋側の各地に20年ぶりという大雪をもたらしたそうだ。

1995年12月27日(水) 雷電山~新見峠

タイムレコード
時刻天候場所行動
05:30起床
07:15出発
09:25雷電山
12:30目国内岳
13:50前目国内岳
14:15新見峠C3

天気予報では午後から晴れるというので、雪の中を出発する。冬型がまだ崩れていないようで、風は相変わらず強い。前雷電山(P1203.6)、雷電山は平らすぎて、どこがピークかさっぱり分からない。稜線上はクラストしている。雷電山からP1175と幌別岳(P1174)とのコルに向けてコンパスを切るが、風にながされてP1175に出てしまう。そこから更に、幌別岳にコンパスを切り直すが、ここの地形はあまりにも平坦で、その上、木や岩などの目標物なども全くなく、しかも濃いガスがかかっているために、目に見える物は白一色で、自分が今、上に上っているのか、下に下がっているのかさえも分からず、本当に幌別岳に向かっているのか不安になる。

ようやく、岩などが見えてくると、そこが幌別岳のピークだった。幌別岳を下ると、ガスが晴れ、周りの景色が見えてきた。パンケ目国内湿原は静かで雪が深い。ラッセルがキツく、バテる。目国内岳のピークは岩場になっており、ニセコの山々の中ではピークらしいピークだ。下りはようやく楽しいスキーが出来る。コルに着くと、天気予報の通り晴れてきた。前目国内岳からは傾斜の緩いダケカンバ林を縫って滑る、私好みのスキーが堪能出来る。新見峠では久しぶりに晴天の中でテントを張る。

1995年12月28日(木) 白樺山~モイワスキー場

タイムレコード
時刻天候場所行動
05:00起床
06:40出発
09:00シャクナゲ岳
10:50チセヌプリ
14:15五色温泉
15:30モイワ国際スキー場下山

予定では、27日には下山して、31日には次の山に出発しようと思っていたのに、停滞のせいで今日はもう28日だ。とりあえず、今後のことは今日行けるところまで行ってから考えよう。白樺山ピーク付近では雪が少なく、地面が見えているところもあった。風が強いところなのだろうか。

シャクナゲ岳は、ザックをデポして、空身でアタックする。上部は急なので、スキーを外して担ぐ。シャクナゲのピークはうちの部では、雪崩が危ないと言われしばらく上られていないが、他のピークに比べて、むしろその危険は少ない気がした。

チセの登りは相変わらずで、ツボでは抜かるし、スキーで直登は無理。斜登行ではルートファインディングが難しく、シールワークの練習にはもってこいだ。チセからのダウンヒル(チセヌプリ/東北斜面)は雪が少なく、クラストしており、あまり快適ではなかった。ニトの登りでバテてしまう。ニトは前にも登っているし、いつでも登れるのでピークはショートカット。予定ではイワオヌプリにも登る予定だったが、案の定カットしてしまう。

五色温泉で、バス会社に電話すると、今日中に帰れそうなので、アンヌプリもカットして、モイワスキー場に下山して、いったん家に帰ってからOB会に参加することにする。モイワスキー場までは、雪上車の踏み跡が付いていた。リフト終点では人はほとんど降りてこなかったので安心していたが、下の方に行くと、結構混雑していて、すっごく恥ずかしい。

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