- 目的
- 十勝幌尻岳オピリネップコース往復
- 日程
- 2008年04月26日(土)
- 山域
- 北日高
前日はいつものキャンプ場に泊まろうとしたが、あいにくまだオープンしていなかった。仕方がないので前の駐車場に泊まったが、朝のトイレは中札内まで戻る羽目となった。
今日は本当はピリカペタヌ林道から札内岳をめざす予定だった。しかし、戸蔦別林道に入っても雪は全くなく、それどころかピリカペタヌ林道の終点まですんなり入れてしまった。沢はもちろん、周囲の尾根にも雪は全くなく、藪漕ぎなしでは取り付けない状態であった。仕方がないので今日は十勝幌尻岳に登ることにした。
オピリネップ林道も当然のように終点まで入れた。土曜日であるが、先行者はなく私一人のようだ。雪はなく、登山道に沿って進む。今朝の気温は低く、橋は氷が付いて滑りやすい。
![抜かる雪面 抜かる雪面[image/jpeg:149kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175768.jpg)
結局、尾根取り付き付近の二股まで雪は全くない状態だった。尾根に取り付いてからようやく雪が出てきたが、雪はグズグズで、数歩置きに股下まで抜かる状態である。やりきれないのでワカンを着用するが、ほとんど効き目はない。
![黒い稜線 札内岳・幌尻岳[image/jpeg:153kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175769.jpg)
出来るだけ雪の硬い所を選んで何とか頂上にたどり着く。しかし、そこから見える風景はゴールデンウィークの物とは思えなかった。山裾はほとんど黒く、稜線上も多くは黒い藪が見えている。次週は伏美岳からここまでの縦走も考えていたが、一瞬でやる気をなくした。
下りはピークから直接谷に下り、直登沢をグリセードで滑降する。が、やはり雪が緩く、数10メートル滑っては埋まる状態で楽しくない。尻滑りに切り替えても良かったが、雨具を着るのが面倒くさかった。
登山道が近くなると、雪は更にゆるゆるになって非常に鬱陶しい歩きになった。登山道に出ると、下りの物と思われる足跡が付いていたが、あまりの雪の緩さにあきらめて途中で帰ったのだろうか。
登山口に到着すると、山菜取りの人がうろうろしていた。こういう状況の時は山など登らずに、山菜を採っているのが正解かも知れないな。