今日は少佐が入会した旭川山岳会の方と三段山へ向かう。女性のYさんとごっつい車にのったべんさんが合流。Yさんは足手まといになるかもなんて言う予防線を張っているが、はたして・・・。
行程
メンバー
2007年12月23日(日)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
06:00 | 起床 | ||
08:30 | 晴 | 出発 | |
09:40 | 二段目 | ||
11:30 | 快晴 | 三段山 | |
12:30 | 白銀荘 | ||
14:30 | カバワラ尾根頭 | ||
15:00 | 下山 |
![さあ出発 一段目スロープ[image/jpeg:145kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175713.jpg)
三段山へ向かう斜面はすでに立派な国道ができている。旭川山岳会の二人はスピードを上げてどんどん突き進んでいく。我々は昨日の疲労が蓄積していることもあるがペースが上がらず、特にとーのさんはどんどん引き離されていく。私はとーのさんを待ってゆっくり行くが、旭川山岳会の三人はアッという間に見えなくなってしまった。
![二段目の上で待っていた二人 二段目の上[image/jpeg:145kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175714.jpg)
![青空に十勝岳が浮かぶ 十勝岳[image/jpeg:148kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175715.jpg)
二段目に上がると、待っていてくれたが、Yさんの「昨日の今日だからね」などと言う慰めの言葉が切ない。我々も休憩したいので先に行ってもらう。三段目方向へは行列ができていた。
三段目はみんなハイマツのトラップが濃い尾根筋に忠実に進んでいく。私は雪庇の切れ目から左の斜面に入って廊下に抜ける。さらにトレースは尾根筋に忠実に行くか、右側の広い尾根を進んでいる。ひねくれ者の私はそのまま左の沢筋を詰めて、最短距離のピーク直下のルートにトレースをつけた。
![三段山まではすぐ 三段目の上[image/jpeg:149kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175716.jpg)
![輝く富良野岳 富良野岳[image/jpeg:143kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175717.jpg)
今日は昨日とは大違いでとても良い天気で、十勝岳も富良野岳もまぶしいほどだ。ピークは人であふれかえっていた。
私から少し遅れてとーのさんも到着した。本当はもうちょっとゆるゆるしたいところだが、待ちくたびれた旭川山岳会の人たちはさっさと行ってしまうので、我々も続く。
多くの人は西尾根に沿って少し進んでから斜面にドロップするが、私ととーのさんは面倒くさいので、私の登ってきた直登ルンゼから直接ドロップすることにする。現金なもので、私の作ったトレースを使って登ってくる人たちがいる。登ってくる人たちの邪魔にならないように滑降を開始する。少し雪は硬いが、それはそれで面白い。
廊下から中間尾根を越えて左側の沢筋に移る。去年の雪崩ポイントも気にせずドロップ。雪質は安定しているように思える。
![クラッシュするとーのさん クラッシュ[image/jpeg:157kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175718.jpg)
二段目からも左の沢に沿って下る。マイナールートのこちらもすでに多くのトレースが刻まれている。
一段目の上あたりで、明日の話になり、急遽富良野岳に行くことになった。さらに今日は時間があるので、前十勝方面に行くことにした。前十勝は計画書に含まれていないので、旭川山岳会のYさんはいい顔をしていなかったが、カバワラ尾根の途中まで軽くスキーをしてくるだけと言うことで了解を得た。まるで、我々の現役の頃のような厳格さで少し驚いたが、本当はこれくらいの厳格さが必要なのだろう。
![カバワラ尾根 カバワラ尾根[image/jpeg:146kB]](https://www.whochan.com/files/thum_0152175719.jpg)
いったん白銀荘に降りて、今夜も宿泊できるかを確認し、明日の山行に必要な装備を受け取ってから、私と少佐でカバワラ尾根に向かう。とーのさんは体力の限界でギブアップして温泉に向かう。
カバワラ尾根には四~五本のシュプールがあり、上の方にはかなり大きめのパーティが見えた。我々は1.5時間ほどのぼり、滑降ポイントに到着する頃にちょうど前十勝にアタックしてきたパーティが降りてきたので、斜面が汚される前に大急ぎでシールをはずし、バージンスノーをいただく。雪質はやや重いけれど、楽しい。こういう雪の時はファットがほしくなるな。
急遽明日も山に行くことになったので、再び食料を買い出しに街に下る。今夜の夕食はカレーだ。