- 目的
- GW山行 芦別岳十八線沢ルート往復
- 日程
- 1993年04月03日(土) - 07日(水)
- 山域
- 夕張山地
行程
メンバー
1993年04月03日(土)
今回のパーティはとーのさんもいるが、とーのさんがどうしても車を出したくないと言うので、JRで移動。駅からタクシーに乗って林道へ。中途半端に除雪の入った結構無茶なところまで入ってもらう。ツェルトをはって、とーのさんの買ってくれたビール飲んで寝る。冬場のツェルトはやっぱきついなぁ。
1993年04月04日(日)
時刻 | 場所 | 行動 |
---|---|---|
04:30 | 起床 | |
05:35 | 出発 | |
09:40 | 槇柏山コル | |
10:55 | Co1280 | 雪洞 C1 |
昨夜、断続的にちらついていた雪は朝にはおさまっていた。締まった雪の上をシールを効かせて快調に林道を進む。途中、とーのさんのスキーのビンディングがはずれ、修理することになる。先はまだまだな長いのに、不安の残るスタートだ。
我々の作ったトレースの後を、社会人と思われる人が着いてくる。さすがにこの時期ともなると、ラッセルはない。シールにへばりつく湿った雪が少々重い。私は林道はシールなしで進むが、さすがに傾斜が出てきてシールをつける。
槇柏山コルの手前で、後ろから来ていた人が追い抜いていった。彼は、北の峰まで行くつもりだったらしいが、天候が優れないので、槇柏山と御茶々にアタックして帰るらしい。槇柏山のコルを越え、台地をトラバースして、あっという間に予定天場着。
予定よりも相当早く天場に到着し、雪庇がかなり出ていたので、雪洞をこしらえることにする。がちがちに固まった雪面に必至でスコップを突き刺す。汗をダラダラと流しながら、たっぷりと時間をかけて立派な雪洞を堀あげる。
1993年04月05日(月)
ガスガス。行けそうでもあるが、展望がないとつまらないので、サックリと停滞にしてしまう。今思えば、この時行っておけば良かったかもしれない。
この日は1日、下山ビールをかけてトランプ大富豪大会となる。結果、おやぶんが750cc、わたしが500ccを獲得する。しかし、この人達、山に一体何しに来てるんだろう。
1993年04月06日(火)
昨夜から雪が降り続け、外はガスガス。新雪は30cmをこえ、夜半から除雪に出る。この雪とガスではピークは難しい。雪崩も怖いし、結局、この雪洞で3泊目を迎えることになる。
夕方の天気図をとっていると、通り過ぎたはずの低気圧が、キックバックしてくる。これは絶望的だ。パーティの志気も下がっており、明日の撤退を決定する。
なんだか、雪洞掘りと、除雪と、トランプをしに来たような山行になってしまった。
1993年04月07日(水)
時刻 | 場所 | 行動 |
---|---|---|
05:00 | 起床 | |
06:35 | 出発 | |
11:15 | 山部駅 | 下山 |
今日も雪。コルから十八線沢へスキーでガンガンとばす。幸か不幸か降り積もった新雪が、最高のゲレンデを提供してくれた。一気に林道まで降り、林道入口から山部までスキーを担いで歩く。