晩秋の北日高三山

ふ~ちゃん
目的
芽室岳・伏美岳・剣山小屋泊山行
日程
2008年11月01日(土) - 03日(月)
山域
北日高

現役が2日に伏美岳に登ることになったので、それに便乗しつつ、その前後に小屋泊まりをしていくつかの北日高の山を巡ってきた。この時期のこういう登山は久しぶりのような気がするが、たまにはいいものだ。

装備

2008年10月31日(金)

前日にタイヤを履き替え、日勝峠を越えた。道路脇にはわずかに降雪の跡があった。牧場の柵は既に取り払われていた。夜の林道を走り山小屋芽室岳に到着。連休前日であるが、他の宿泊者は居ない。

2008年11月01日(土) 芽室岳

ニペソツ山[image/jpeg:182kB]
鋭く天を突くニペソツ山

準備していると、一組の夫婦が来て先行して行った。天気はよい。後を振り返ると遠くにニペソツ山が見える。登山道は途中から雪化粧となる。2ピッチ目で老夫婦を抜かす。


芽室岳[image/jpeg:211kB]
雪の芽室岳
一九六七峰[image/jpeg:114kB]
雪化粧する北日高の山々

本峰に行く前にパンケヌーシ岳をめざしたが、思ったよりも藪が濃く、雪が付着して不快。どうしようかと迷っていると、老夫婦もこちらにやってきた。私も気張って行こうとしたが、どんどん濃密な藪となる。藪はともかく、枝に付着している雪が猛烈に不快なので、ここで引き返すことにした。老夫婦も追随する。芽室岳本峰へ向かう。こちらの藪は薄い。登頂時は少し曇っていたが、最後にはピパイロ岳から一九六七峰まで見えた。

下山中、何人かとすれ違う。入林届けには東京の日高三股さんの名前があった。日高三股さんは最後までパンケヌーシ岳に登ったようだ。

芽室の市街で買い出しをして伏美小屋に向かった。一階を占領していると、3人ほどのパーティがやってきた。夜中にメンバーが来ると告げると、黙って二階に行かれた。

2008年11月02日(日) 伏美岳

現役連中は夜中の2時過ぎにやってきた。マエサカのいびきが小屋中に鳴り響いた。二階のパーティは迷惑したことだろう。隣に寝て居た誰かが「クソッ」と文句を言っていたのを聞いた。

伏美小屋[image/jpeg:280kB]
朝日に燃える伏美小屋

我々が例によってちんたらと準備していると、二階の同宿パーティは先行していった。


PB023975.JPG[image/jpeg:348kB]
雪が出てきた

朝は天気が良かったが、徐々に悪化。ピークでは吹雪模様となった。その中で凍えながらお茶を沸かしたりしていると、少し年輩のパーティがやってきた。彼らはさっさと下っていった。少しして我々も出発。一応途中で追い抜いたが、年の差から言えば我々のペースはかなり遅い。経験の差であろう。

伏美小屋に戻ると同宿のパーティがストーブで暖まっていた。置いてあった装備から、北稜パーティであると判明。現役はラーメンや雑炊を焚いて食べるとか。早く帰りたい用事があるとか言っておきながら、こういう訳の分からん時間の潰し方をする。川北温泉に入って現役と分かれる。

剣山荘へ行き、ストーブに火を入れるが、ストーブの隙間から煙がもくもくと出てきて、息苦しい。有る程度薪が炭化すると落ち着くが、新しい薪をくべるたびに煙で小屋が満たされる。この小屋に泊まる人はいつもどうやっているのだろうか。たまらず芽室小屋へ移動すると、北稜の人たちが居た。

2008年11月03日(月) 剣山

剣山[image/jpeg:236kB]
剣山

剣山登山口へ戻り、剣山へアタック。登山路には点々と石像が置いてある。風はやや強く、山脈方向の視界はない。ピーク周辺の絶壁の高度感は抜群だ。

下山すると晴れてきた。まあ、いいか。

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