悪名高いシュンベツ川大函を越えてポンイドンナップ川を遡行した。核心の大函はほとんど巻いてしまい、それ以降の遡行はただ長いだけの山行だった。・・・って言うか、3日間雨が降り続いてうんざり。
コイカクシュサツナイ岳を経由して、14年振りの一八三九峰を訪れた。コイカクシュサツナイ岳北東面直登沢、一八三九峰北面直登沢はともに適度な難しさの良渓であった。
当時、この山行を計画したのは6月頃であったと記憶している。当初は、昨年一緒に行けなかったおやぶんをサッシビリチャリ川 一八三九峰南面直登沢へ連れてってやろうかな、ぐらいに考えていた。しかし、頻繁に義経岩へ行くようになり、オレンジ(5.11b)などに登れるようになってから、!!!*のグレードの沢でも登れるのでないかと考えるようになった。中ノ岳ノ沢の泳ぎの連続や、ソエマツ沢の高巻きの嵐などは自信がないが、滝には少々自信があった-と言うか、当時はオレに登れない滝はない!ぐらいに思っていた-ので、全て直登可能と言われるこの沢ならば、行けるであろうと考えた。
当時、部内では相当な反対や不安の声があがったが、半ば強引にL会を通過させたのである。