余別川で漆にとりつかれる
- 目的
- 夏合宿 余別川122点沢・51点沢右股遡行
- 日程
- 1993年07月28日(水) - 08月01日(日)
- 山域
- 積丹山塊
概要
メンバー
地形図
- 余別
- ポンネアンチシ山
- 珊内
1993年07月29日(木)
時刻 | 場所 | 行動 |
---|---|---|
05:30 | 起床 | |
06:15 | 出発 | |
07:25 | 入渓 | |
09:00 | Co160 | |
10:05 | Co270 函 | |
12:00 | 122点沢出合 | C1 |
朝、起きると雨が降っている。しばらくツェルトの中で天気待ちをする。雨がやんだようなので、出発するが、時々小雨がぱらつく。歩きなれた長い林道を過ぎ、ゲートを過ぎると、相変わらずの藪の踏み跡。
沢に入り、泳ぎなれた函を今年もやっぱり泳いで越える。出現する函はほとんど躊躇せず飛び込んでいく。新人がいない分、淡々と進んでいく。
下ノ廊下も泳いでサックリと通過。さらに続く函は、何となく余裕をかまして、「行ってみっぺか?」とか言って突入する。中には、3段の滝が架かっていた。1段目は軽く越える。2段目はごとーさんが空身で左岸をチムニーで何とか登り切る。3段目はダッシュが泳いで左岸からとりつくが、手が届かない。私が右岸からへつろうとしても、スリップして2度落ちる。結局、あきらめて、また泳いで函の入り口まで戻り、高巻き直す。高巻きは1分であった。
1993年07月30日(金)
時刻 | 場所 | 行動 |
---|---|---|
04:00 | 起床 | |
05:05 | 出発 | |
06:15 | 122点沢 Co190 4段の滝の上 | |
06:45 | 30m大滝の上 | |
09:00 | 122点沢出合 | |
10:35 | 51点沢出合 | |
13:30 | 51点沢 25m大滝の下 | |
14:30 | Co380二股 C2 |
本日は122点で滝の練習をして往復である。特に問題なく、4段の滝をセオリー通りサックリとクリアし、大滝に到達する。しばし大滝を眺め引き返す。4段目をクライムダウンし、残りをアプザイレンの連続で降り、あっという間に122点沢出合に帰ってくる。
下ノ廊下をさくっと泳いで下り、51点沢の天場を目指す。25mの大滝も特に問題なく、天場に到達した。さすがに3年連続ともなると、何も考えずに通過する感じだ。これといって書くこともない。詳しく知りたい人は過去の記録を読んでくれ。
1993年07月31日(土)
いきなり寝坊。なんか、台風が近づいているとかで、風も強いし、あー。今日はもう停滞!
・・・そのうち、日が昇り、日差しで暑くて目が覚める。なぜだ。きっと、アンドレが下山したためだろう。きっとそうだ。
昼過ぎから、ごとー、ダッシュの両氏が体のかゆみを訴える。漆かぶれだ。ダッシュは、この後漆かぶれが悪化し、本山行から戦線離脱する。
1993年08月01日(日)
今日も終日停滞。
1993年08月02日(月)
時刻 | 場所 | 行動 |
---|---|---|
03:00 | 起床 | |
04:20 | 出発 | |
06:00 | Co650 | |
08:30 | 珊内岳 | |
10:45 | 珊内川 Co400 | |
14:45 | 岩魚橋 | |
15:30 | 珊内 | 下山 |
停滞がかさんだことと、メンバー2人の漆かぶれが悪化していることから、この日のうちに珊内を目指すことになった。
問題の右股沢は40m3段の滝を巻いてしまうと、後は何もなかった。小滝や小規模な函が連続するが、少々チムニーの練習になるくらいで、これといった見せ場はない。少々拍子抜けだ。函もゴミの詰まった「ゴミ函」だ。藪に突入すると、延々と急斜面の笹藪が続き、うんざりだ。この沢の核心は、函や滝ではなくって、藪だった( ̄□ ̄)。
珊内川上部は非常にごみごみして歩きにくいが、中流部より、滑り台、スライダー、滑、函ありで非常に楽しい。飛び込んで流されていく。途中でごとーさんが滝壺にヘルメットを飲み込まれる。スサノ沢出合より、2つ目の滝記号でアプザイレンをする。それ以外はほとんど釜に飛び込んで行ける。
しばらく河原を歩いていくと、橋の下に出たので、そこから道に上がる。珊内の海岸に出て装備を広げて乾かしながら、バスがくるのを待った。