見市川~平田内川
- 目的
- 夏合宿 見市川遡行・平田内川下降
- 日程
- 1994年07月21日(木) - 24日(日)
- 山域
- 遊楽部山塊
行程
- 1994-07-21
- 部室~見市川 雲石橋 C0
- 1994-07-22
- C0~見市川~Co280二股C1
- 1994-07-23
- C1~左股~コル~平田内川~Co600 C2
- 1994-07-24
- C2~平田内川~平温泉
メンバー
地形図
- 渡島鮎川
- 遊楽部岳
- 貝取間
- 熊石
参照
- 見市川-遊楽部岳-平田内川@北大水産ワンゲル
1994年07月21日(木)
時刻 | 場所 | 行動 |
---|---|---|
09:10 | 部室 | 出発 |
13:30 | 雲石橋 | C0 |
室蘭から、とーのさんの白ミラに、4人乗りで雲石橋を目指す。当然、ギュウ詰めで苦しい。わかとたくを雲石橋で降ろし、熊石の警察署に計画書を提出しに行く。平温泉の国民宿舎に車を残置し、バスで雲石橋まで行く。雲石橋には停留所はないが、運転手さんの好意で、目の前で降ろしてもらう。
ここ数日間の晴天のおかげで、焚火が豪快に燃え上がる。たくが、小学生のように石を川に投げ続ける。夕方、釣り糸をたれるが、当たりはない。河原の水は、汚くて飲めそうにないので、少し上流の支流に水をくみに行く。
1994年07月22日(金)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
04:00 | 晴 | 起床 | |
05:00 | 出発 | ||
06:20 | Co165 | ||
07:00 | イワナ沢 函 | ||
08:15 | Co205 | ||
09:30 | Co280 | C1 |
雲石橋をくぐっていくと、巨大な砂防ダムが立ちふさがっている。右岸を高巻く。砂防ダムの上に上がると、当然の事ながら、巨大なダム湖が広がっていた。今回は水量が少なかったので、湖底を歩けたが、増水中なら激しい高巻きを強いられるかもしれない。ダム湖の上から、イワナ沢出合までは単調な河原が広がっている。
イワナ沢出合からすぐの函は、急流の奥にツルツルの滑滝が架かっている。とりあえず、いつものように泳いで取り付かせてみる。まずはサブリーのわかに行かせるが、まったく太刀打ち出来ずに戻ってくる。次に嫌がるたくを無理矢理泳がせる。滝の急流に阻まれ、流される。最後にとーのさんも行くが、やはりダメ。まぁ、函の洗礼も済んだということで、右岸を巻く(笑)。長い函を大きく高巻く。巻き道は明瞭だ。Co200あたりの河原に出る。
あとは、Co280二股天場まで何もない。
1994年07月23日(土)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
04:00 | 晴 | 起床 | |
05:00 | 出発 | ||
06:00 | Co480 | ||
07:00 | Co670 滝 | ||
09:45 | Co820二股 | ||
10:45 | コル | ||
12:05 | 平田内川Co750 | ||
13:30 | Co600 | C2 |
出合からしばらくは単調な河原が続く。Co330二股のあとに小さな滑滝が2つある。Co430二股のあとに少し大きめの滝が2つ出てくるが、難しくはない。Co640二股の左股を上がっていくと、すぐに左岸の方から、枝沢のように大きな滝が落ちてくる。
トップのわかは右岸に取り付き、滝の中程のテラスを横切り、左岸のガレから尾根を越えて滝の落ち口へ至る。そこでザイルを出し、それぞれ好きなところにトライする。たくはわかと同じように、右岸からテラスをトラバースし、最後は、落ち口のすぐ左岸の草付きをザイルで引っ張り上げる。とーのさんは、右岸を直上しようと試みるが、難しいようで、あきらめ、他の2人と同じ所をトラバースし、最後は水流を直登した。わたしは、とーのさんのあきらめた右岸を直登する。これは非常に難しい。ちなみにここにあった残置ハーケンはほとんど効いていなかった。
この上部から、沢は狭い函状になり、中には小さな滝がいくつもある。微妙なところもあるが、全て直登していく。しかし、下降は困難だろう。
Co820二股は両股に滝が架かっている。右股にはいると沢はブタとなり、コンパス通りに沢を選んでいくと、ついにヤブとなるが、5~10分でコルに至る。
コルからヤブを漕いで降りると、すぐに沢が出てくる。しばらく下ると、滝が現われるが、快適にクライムダウンしていく。Co750二股のすぐ上に、真っ赤な2段の滝が架かっている。クライムダウンは嫌らしいので、左岸の尾根に取り付き、ヤブを漕いで二股まで降りる。そこからCo620二股までは、一度アプザイレンをした。この沢は、登るのはチョロいだろう。Co620二股より、函をひとつ下ったところに天場がある。
1994年07月24日(日)
時刻 | 場所 | 行動 |
---|---|---|
05:00 | 起床 | |
06:05 | 出発 | |
07:20 | Co480二股 | |
08:45 | Co400 2段の滝の下 | |
09:40 | 洗濯機の釜滝 | |
10:10 | 平温泉 | 下山 |
今日は泳ぎの連続なので、起床を1時間遅らせる。天場からすぐに滝がひとつある。この滝を降りてから、ウォータースライダーの出来る滝が出てくる。
Co530二股の滝は、メンバー3人は左岸を巻かせ、わたしは左岸のスロープ状になったところから釜に滑り落ちる。なかなかスリルがあって面白い。その下からよい廊下があり、どぼんと飛び込み泳ぐ。そこに函館の社会人軍団がいて拍手をもらってしまった(苦笑)。Co450の大きな滝はさすがに飛び込むわけにも行かず、左岸をアプザイレンで下るが、そこからは大きな釜を泳いで行くしかない。
Co400二股にある滝は、2段になっていて、上段を泳いで流されると、突然下段の滝が見えて、巻き込まれて落ちそうになってびっくりする。あわてて岩にしがみつき、釜から上がり、左岸を高巻いた。その下流もどんどん飛び込み、流されていく。
平温泉のすぐ上にある、大きな釜のある、2段の滑滝で、上段から滑ると、釜が洗濯機のようにグルグルと渦を巻いていて、脱出出来ない。わたしは、足がつくにかかわらず、溺れそうになってしまった。そこの下段の釜はよいプールになっていて、そこでしばらく泳いで遊んでいく。
そこからすぐに平温泉についた。