北海道の山と谷の取材を兼ねて白老川から白老岳に行ってきた。白老川は白老滝上部に小さなゴルジュがあるものの、上部に行くほど単調な沢となって、足慣らしには良いかもしれないがそれ以上の物は無かった。
本当は南日高を計画していたが、どうも天候とやる気のタイミングが合わない。ということで、年末に2度アタックしながら外輪にたどり着けなかった比羅夫ルートに三度行くことにした。年末のふわぱふとは打って変わってガリゴリの雪面だった。
さて、今シーズン何回目の羊蹄かそろそろ分からなくなってきました。今回は大晦日に二日酔いで登れなかった南墓地ノ沢・神社ノ沢中間尾根。近頃の暖気で雪質は悪く、スキーを楽しむというわけにはいかなかった。
留産ルートは、夏道の留産コースに沿った人気ルートの一つだが、駐車スペースがなく、多くの車が路上に駐車されて、常に除雪の妨げになっている。通称マッキモルートは、若干アプローチが長いが、真狩と留産の中間にある駐車帯に駐車できるので安心である。予定ではここから登って、山頂近くで初日の出を拝もうと思っていたが、天気が悪そうなので行けるところまで行って日帰りに変更した。
羊蹄山三昧の3日目。この日は京極ルートからピークを目指す。京極ルートは残雪期にさんざん登っているが、この時季に登るのは初めてだ。京極ルートは他のルートと比べると、スタート地点が1ピッチ分も高く、ピークも近いのでピークハントにはもってこいだ。だが、常に季節風が吹き付けるので、スキーを楽しむにはあまり向かないようだ。
冬の羊蹄山の比羅夫ルートは今まで何度か行っているが、外輪まで到達したのは雪が着く前にスキーを使わずに行った事が有るだけで、スキーが使える時期には Co1400 のボトルネックを越えた事が無い。風の噂に、比羅夫尾根の南側を進むルートがあると聞き、そちらは外輪までたどり着ける物なのかどうかを確かめに行った。この年末は羊蹄三昧に使用と思っており、これはその第一弾である。