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春の知床を歩く

ふ~ちゃん
P5100258.JPG
三ツ峰が見えてきた

同じ北海道にあっても知床はやはり遠い。地の果てなのだ。そんな知床に20年ぶりに訪れた。残雪の稜線を快適に歩くつもりだったが、思ったよりも雪解けが早く、多くのピークを踏むことが出来なかった。

~続きがあります~

大山鳴動してネズミ一匹ホカイ川

ふ~ちゃん
目的
ホカイ川遡行
日程
2017年08月26日(土) - 27日(日)
山域
知床連峰

ホカイ川を遡行するのは今シーズン2回目。前回はシーズン始めだったが、からだが重い、荷物が重い、落ちるの恐い、泳ぐの嫌、などなど色々と情けない理由により核心部を突破出来ず途中撤退。今回は少しは体が出来上がってきた所で軽量化も図って挑んだら何のことはない、2ステップ踏ん張れば核心は越えられましたとさ。

行程

2017-08-26
オッカバケ川~ホカイ川~南岳~オッカバケ岳~オッカバケ川本流 C1
2017-08-27
C1~オッカバケ川~下山

2017年08月26日(土)

オッカバケ川入渓地点の資材置場に車を置いてスタート。砂防ダムを3つ越えて単調な河原を進む。

途中の函滝右岸から巻く。泳ぐのが好きな人は泳いだ方が早めな

んで、なんだか巨岩帯なんだかよくわかんない感じの渓相を進みホカイ川分岐。

ちょいと進むと周囲がせせり立って、前回撤退した函滝に到着。前回よりは装備は軽い。あと、シューズは新しいのでフリクションが効く。微妙だがなんとか踏ん張れそう。手元も足元もろくなホールドはないが、なんとかフリクションで通過する。

すぐに連瀑。前回はこれが見えて撤退を決めたわけだが、案の定、近くで見ると小さい。シャワーは浴びるが、フリクションを効かせて簡単に登れる。と言うわけで、思った以上にすんなりと突破してしまった。

この一連のゴルジュを抜けると、太陽の照る朗らかな雰囲気の渓相になる。出てくるはどれも爽やかで問題なく通過出来る。

Co800 でが曲がると、それまでは沢の規模の割にはやたら豊富だった水流は突如消え、すっかり涸れ沢になってしまう。

をいくつか越え、白い伏流源を進むと雪渓も出てくる。ふと振り返ると、オッカバケ川との中間尾根に突き出た岩峰が見える。

Co1000 付近からは沢形は不明瞭になって、ダケカンバのトンネル状になる。トンネルを抜け、 Co1150 でハングした涸を越えると急なロックガーデンのお花畑で、伏流水が染み出している。喉を麗し、岩場を攀じって形を詰めて、最後に僅かにハイマツを漕いで尾根の向こうの登山道に出た。

下りはオッカバケ岳を越えて、サシルイ岳とのコルからオッカバケ川本流に下る。

登山道からすぐに沢形に出られるかと思ったが、まあそれなりにちょっとハイマツは漕がされる。でも、多分このルートが一番マシなはず。

ガレ場を通り、急な雪渓を滑り降りて水の流れる本流に出る。多分普通はここを右に詰めて二ッ沼に出るのだろうが、藪漕ぎは少し長いと思われる。

巨岩帯を下っていくと水は一旦伏流し、地形図の崖記号の所での上に出る。ラッペルは面倒なので右岸から巻いて降りる。

はこれだけでしばらくは再び巨岩帯が続く。

Co750 二股は幅広の滑床になっている。右股の奥は左股以上に大きな崖になっていて登るのは面倒かも知れない。

Co650 の記号はを持った3段の右岸から巻く。特に問題なし。

これを下るとだいたい予定天場。狙い通り河原と薪が点在する。少し下って幕営する。

ツエルトを張って(タープ張り)、焚き火の火が安定してきた所で空からポツリポツリと来たかと思ったら一気に土砂降りになって慌ててツエルトの下に待避する。幸い焚き火の火は持ちこたえてくれた。この夜は不安定な天気で星空が見えたり、突然降り出したりとめまぐるしかった。

2017年08月27日(日)

Co420 まではまあ、滑とか小滝とか出てくるがなんも。 Co420 で急に狭いゴルジュが出てくる。右岸から簡単に巻けそうだが、中も見てみたい。と言うわけで意を決して中へ。

一段目は左岸から微妙なクライムダウンで降りる。深いを持っているので飛び込んでも良いが、相変わらず濡れるのは嫌。

三つ四つ釜滝を降りていくと、急な樋状の流れの先に大きなが見え、その先はカーブして分からなくなっている。もうそこで出口のような気がするが、無謀はしない信条なのでここから引き返す。で、デブリから側壁に移る時に流木が沈んで結局濡れてしまった。

右岸から巻いて下から覗いてみる。うーん。多分泳いで下れると思うけど、保証はしない。今後行かれる人はちゃんとキャニオニングの準備をしていった方が良いと思います。たいしたことないと思うけど。

いくつか滑滝を下るとホカイ川出合。かったるい川を下って下山すると、始めの砂防ダムで釣りをしている人が居った。

雑感

ホカイ川は難しいのは出だしの函滝だけで、そこを意を決して越えれば後は爽やかで朗らかな遡行が待っている。本流の方は出てくるイベントは巻くしかなく、遡行するではないと思う。

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