松前の袴腰岳
- 目的
- 知内川中二股沢遡行
- 日程
- 2015年07月07日(火)
- 山域
- 千軒山塊
行程
- 知内川中二股沢~袴腰岳
2015年07月07日(火)
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
03:00 | 起床 | ||
04:55 | 出発 | ||
05:30 | 入渓 | ||
08:35 | 袴腰岳 | ||
11:20 | 下山 |
福島町から大千軒岳登山口へ向かう。中二股沢林道は荒れていて車で入っていけない様子。道は狭く周囲にも駐められそうな所はない。少し戻って、路肩に駐車する。
中二股林道を進むとすぐに藪に覆われ、道は一部損壊している。踏跡を進み、藪に突入したところで沢に降りると、そこは既に檜倉岳への沢の中だった。少し下流に下り、本流に出る。
沢は全体に狭いが、しばらくはこれと言った物は出てこない。 Co390 右股は小さな樋状の滝となって合流しているが、藪に覆われて薄暗い雰囲気。
小滝をいくつか過ぎるとそこそこのが出てきて、小さく巻いたりシャワーで越えるが、その後のことでもはや記憶がない。
こんなもんかなーと思っていると、正面に回り込まないと中をのぞけない岩と岩に挟まれた細い隙間の奥に落ちるチョックストンの滝が現れる。始め、突っ張りで隙間を登って越えようかと思ったが、上部の草付きまで手が届かず断念。少し考えたが、どうやらシャワーで滝を登るしかなさそう。手前の釜も結構深そうなのでちょっと恐いが、意を決して突入する。雨具を着てフードをかぶり、釜に浸かりながら滝下で豪快にシャワーを浴びながら這い上がる。ホールドは割としっかりとして、チョックの下までは何とかたどり着く。突っ張りで一端滝から体を離れて様子を確認する。細い水圧が一気に押しつけてくる。最後は思ったよりもかぶっており、細い隙間に体を入れて這い上がるのに少し手間取った。
何とか登り切った配意が、すっかり体力を使い切ってしまった。しかし、先にはまだ難しそうなのが詰まっていそうな雰囲気。まずはこの大岩。簡単そうだが体力が足らずスリップしてしまう。仕方が無いので右岸の側壁から小さく巻く。
更にその先には滝が連なっているのが見え、上の方には細い函滝がかかっている。何とか一つ一つ越えていってもどこかで行き詰まるのは目に見えている。しばらく考えたが、右岸の尾根状から高巻くことにした。まずはルンゼ状をよじ登るが、ホールが乏しく、植生に手が届くまでだましだましでちょっとキツかった。一端沢に戻れるかと思ったが、傾斜が急で結局そのまま最後の滝の上までまとめて巻いてしまった。
上から覗いてみたが、ゴルジュはぐにゃりと屈曲して下まで見通すことは出来なかった。いずれにしても全て直登するのは無理だろう。その先もゴルジュ状が少し続くが、岸は近く淵は浅い。
しばらくは平坦な沢を行き、 Co580 二股を右に入ると 20m ほどの直瀑が落ちてくる。これは登れないので左岸のルンゼから高巻く。
Co660 付近で、ピークに進む左の枝沢に入ると、すぐに二股になっており、水の多い右の方に進んでいくと思ったよりも早めに藪に入ってしまった。尾根に上がると、左にまだ少し沢筋が続いているのが見えたのでそちらにトラバースする。どうやら先ほどのは左が正解だったようだ。沢形はピーク直下まで続き、軽い藪漕ぎで山頂に出た。山頂と言っても笹に覆われて休むところもないが。
下りは南のコルから沢に降りようと思ったが、藪に押されて一本北側の谷に出てしまい、途中で滝が出てきて余計な高巻きが増えた。
例のゴルジュ帯は P528 の尾根を乗っ越して左股に下る。右股からは河原から 2m 位の岸の高さなので、乗っ越しの苦労は全くない。
今日はついでに檜倉岳にも行くつもりだったが、気力を失ったのでカットすることにした。
最後はブッシュの林道歩きが鬱陶しいので、砂防ダムが出てくるまで沢を下ってから道に出た。