夕張岳狙いだったが、林道が途中通行止めだったのでユーフレ川本谷へ。
夕張岳狙いだったが、林道が途中通行止めだったのでユーフレ川本谷へ。
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
09:30 | 晴 | リフト | 出発 |
09:50 | 曇 | Co750 | シール着用 |
11:50 | 社満射岳 | ||
13:40 | 下山 |
樹海峠回りで南ふらのスキー場に到着する。少佐は先に到着していた。少佐はわざわざ遠回りして、金山湖畔を通ってきたらしい。あの道って、通年通行出来るんですか。とりあえず竹の子山の麓に車を一台残置し、戻ってきてリフトに搭乗。第一リフトに乗っている時、第二リフトが動いていなかったので、え?っと思ったが、到着したら動き出した。お客が来た時だけ動かすのね。とりあえずスキー場ピークからこるまで滑り、シールをつける。
さくさくと広い稜線を進む。竹の子山へ斜面をジグを切って登る。北東尾根と合流すると、真新しいトレースがある。どうやら下から登ってきた人たちが居るようだ。竹の子山につくと、そのパーティがいた。社満射岳には行かず、すぐに下るようだ。登り返してもう一回滑るかも知れないとも言っている。我々はとりあえずピークハントしに社満射岳に向かう。 Co1010 の小さなポコは南斜面をトラバースする。特に問題なく社満射岳に到着。スキー場ピークからここまで約2ピッチ。シールをはずして帰路につく。
まずは東の斜面を滑って谷に降りる。雪質はよいが、ブッシュが少しうるさい。オープンなバーンを探しつつ、 Co850 付近の平坦地まで降りる。ここでシールをつけなおし、コルへ登り返す。竹の子山で再びシールをはずし、北東斜面へ向かう。表層の雪質はまあまあだが、下層が重たく、ちょっと油断すると足を取られてしまう。先行者のトレースは Co650 付近から登り返している。我々はここから左にトラバースして、沢から尾根筋に上がる。トレースを頼りに適当に滑って道路に出た。
車に到着すると、少佐が携帯をとりだし、なにやら連絡を取り始めた。オホーツク沿岸に津波警報が出て、呼び出しがかかったらしい。スキー場に戻り、そそくさと後かたづけをして早々に帰っていった。
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
05:20 | 苫小牧 | 出発 | |
08:30 | 快晴 | 新道登山口 | 出発 |
08:50 | 旧道登山口 | ||
10:20 | Co700 雪渓上 | ||
12:20 | Co1450 | ||
13:10 | 芦別岳 | ||
13:30 | |||
14:40 | ユーフレ小屋 | ||
15:15 | |||
16:10 | 旧道登山口 | ||
16:30 | 新道登山口 |
朝、家を出た時点では実はまだ行き先を決めていなかった。とりあえず、芦別と十勝の地形図を持って、富良野方面を目指す。運転しつつ芦別にしようか十勝にしようか悩んだあげく、芦別の本谷を詰めて新道を下ることに決定する。
下山時のために、車は新道登山口に置く。駐車場には数台の車が停まっている。準備をしていると、隣の車のおにいちゃん(おじさん?)が出発していった。こんな時間から登り始めるのかぁ。って、俺もだけど。っていうか、しかも本谷だし。公園に架かる吊り橋を渡り、しばらく林道を歩くと20分ほどで旧道の登山口につく。こちらにも数台の車が停まっている。
しばらく単調な道を行く。このまま沢沿いの道が淡々とユーフレ小屋ままで続くのかと思いきや、道は行く手の崖を巻いてはるか上方へと高度を上げている。かなりうんざりである。今は雪解けの増水で沢の中を行く気にはなれないが、夏場に登るなら、絶対に沢歩きの方がいいな。道は渡渉することなく、ひたすら左岸を進む。槇柏山東面沢を過ぎてすぐに夫婦沢出合となるが、沢を渡るには丸太橋を渡らないといけない。この丸太橋、しぶきで微妙に湿っているので、なまら滑りそうだ。地下足袋とか、トレッキングシューズならともかく、ソールの硬い革靴では足下の感覚が分からず非常に怖い。イヤ、怖いってぇっとか言いながら、えいやっっと通過。滝を見ながら旧道分岐を通過すると沢は開けた河原となってユーフレ小屋に到着する。
小屋を通過し本谷へ向かう。ここから先は一切、標識の類はなくなる。左岸の踏み跡を進むと、沢が左右に屈曲するところで、雪渓が現れ、すぐにゴルジュとなる。かろうじて雪渓を通過するが、足下では轟々と水の流れる音がする。ピカ天の中、切り立った岩壁に挟まれた雪渓を進む。
インゼルを過ぎると先行者のトレースが明瞭になってきた。トレースは皆、アイゼンを着用しているようだ。こんだけ雪が腐ってたら、ツボの方が楽だと思うんだけど。それに、この雪質だと団子になって危ないと思うんだけどなぁ。っていうか、アイゼンのトレースより、しっかりキックでステップ作っていってもらった方が私としては楽なんだよな(瀑。壁にはギョウジャニンニクが青々と茂っている。と、ふと進む先を見上げると、雪の上に5~6人の動く姿が見える。まだあんな所を歩いてる人たちもいるのか。ずいぶんのんびりだな。
必死にキックを踏んでピークを目指す。本谷ルンゼに入り、 Co1450 でついに先行パーティの1人に追いつく。道南の某H山岳会の6人パーティだそうだが、両足がつってしまって置いて行かれてしまったらしい。やっぱりアイゼンをつけている。しかも、プレートも付いていない30年物の鉄アイゼンだ。やんわりと「アイゼン効いてますか?」と聞くと、「いやぁ、一応効いてはいるけど、重くてねぇ。キック踏んできたのかい?僕も外すかなぁ。」と、アイゼンを外して先に歩き出したが、可愛そうなので、サクッと追い抜いてステップを作っていく。少し行くと、ハイマツにフィックスしたロープに、プルージックでぶら下がっている一団がいる。練習か何かと聞くと、これから下るとの答え。え?下るってこのスタイルで下っていくんですか?「いや、ここの急なところだけね。」との答えだが、それにしても、1本のロープにいっぺんに2人も3人もぶら下がって・・・せめて1人ずつにしたら・・・っていうか、その前にその団子だらけのアイゼンを外したらいかがですか?ちなみにどこかの会の方かと訪ねると、「素人集団」とのことだった。うーん。素人を自認するのはいいけど、一度どこかでロープと E.P の使い方を習ってきた方がいいんじゃないかなぁ。まぁ、アイゼンの着脱は好みの問題もあるので、一概に悪いとは言わないけどさぁ。
ピークには男性1人女性2人の1パーティがいた。この人達も本谷を登ってきたらしい。そして、ギョウジャニンニクを採るために本谷を下るらしい。うーむ。やっぱり、本谷の方が面白そうだから本谷を下ろうかな。ザックを降ろして落ち着いたところでちょうど、下で会ったおにいちゃんが新道から上がってきた。20分ほど休憩して下山開始する。本谷へゴー!グリセードで一気に滑る。先ほどの3人パーティをサクッとパスし、300メートルほど下ったところでギョウジャニンニクを収穫する。3人パーティが追いついたところで再出発する。Aルンゼ出合からスキーのトレースが現れる。いやぁ、こんな石がガラガラある中をスキーで滑って行くのかい。しかも、あの登山道を板担いで・・・うーむ。これだけ傾斜のある沢なら、わざわざ板を履くよりグリセードで滑った方がクールだと思うんだけどなぁ。さらに、先ほどピーク直下で怪しげなことをしていた6人パーティをDルンゼ出合付近でサクッと抜きさる。あっと言う間にユーフレ小屋に到着する。しかし、ちょっと跳ばしすぎて太ももがつりそうだ。
ユーフレ小屋では、明日旧道を登るという若者が1人夕飯を食っていた。気分がいいので、しばらく昼寝をかますことにする。40分ほどゴロゴロしたが、後続パーティが追いつく気配は全くなかった。見ず知らずのパーティを待っても特に利点はないので出発。夫婦沢にさしかかる。げっ。丸太橋があるんだった。忘れてた。またこいつを渡らないといけないのか。こえぇ。うーむ。実は芦別本谷の核心はこの丸太橋かもしれない。1ピッチで旧道登山口に到着。更に20分ほど余計に歩き、新道登山口に到着した。例のお兄ちゃんはまだ降りてきていなかった。
おやぶんから、OB会の後に崕山に行こうという誘いがあった。ちょっと遠いなぁと思いつつも、適当に計画を立てた。距離も距離なので、できれば3人以上居ればいいなぁと思っていたが、あてにしていた橋本はOB会には現われなかった。
休みを利用してみんなで山へ行こうと言うことになった。夕張でちょっとした仕事があったので、ついでに夕張岳に決定。