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冬期基礎訓練 モイワ山

ふ~ちゃん
目的
冬期基礎訓練 モイワ山
日程
2005年12月28日(水) - 29日(木)
山域
ニセコ連峰

行程

2005-12-28
ニセコモイワスキー場~見返坂付近 ΩC1
2005-12-29
C1~モイワ山~モイワスキー場 下山

メンバー

C.L
ふ~ちゃん
M
秋豆
シゲ

装備

2005年12月28日(水)

今日は新人に冬山体験をさせるために適当にニセコの山を歩く予定である。本当は基本的にはあらたに任せて後ろから付いていくだけにしようと思っていたら、前日にドタキャンメールが届く。新人を一人で面倒見なくてはならない羽目になる。まったく。昨夜は部室の前で車中泊をした。集合予定のちょっと前にシゲを迎えにマンションまで行くが、チャイムを鳴らしてもさっぱり出てこない。一端引き返すとちょうど秋豆が来たので、電話をさせるとマンションにいるというのでもう一度迎えに行く。

部室に着いて車に荷物を載せていると、シゲがなにやらスノーシューがどうのと言い出す。なんでスノーシューなんているのか聞いてみると、なんとシゲの足(なんと30cm!)に合うビンディングが無く、スキーが使えないのでスノーシューで行くというのである。って、聞いてないって。あらたのドアホウ。ドタキャンしたのみならず、そんな肝心なことも伝えてないとはつかえねーやつめ!

慌てて部室のスキーを全部調べてみるが、確かにハマらない。こりゃ困った。今日の所はスノーシューを使って少し行動したところで、今後スキーがなければどうしようもないので、今日は秋豆を少佐に預け、私とシゲは秀岳荘に行って何とかビンディングを確保できる様に交渉してこようと決めて、ニセコに向かう。ニセコについて少佐に事情を説明すると、やはりその辺のスキーを取り出して確認するが、やはりダメ。さらに秀岳荘に電話をしてくれて話を聞くと、シゲの靴に合いそうなビンディングは輸入していないとのこと。

結局札幌に行ってもらちがあかないとの結論にいたり、今日はスノーシューで山に行くことにする。スノーシューは本当は村井の物を借りるつもりだったらしいのだが、借り忘れたというので、少佐に借りることにする。すったもんだで時間がなくなり、今回はろくな行動が出来ないので今日はモイワスキー場のリフトで登り、雪洞が掘れそうなところで適当に雪洞を掘って明日は早めに下山してスキー練習をしようと決める。

モイワスキー場まで道路脇の雪の上を歩いていくが、シューのシゲはズボズボ埋まっている。やはりスノーシューでの行動には限界を感じる。リフト券を買おうと、売り場のオヤジにスノーシューでも大丈夫かと聞くと、滑走以外は基本的に認めないんだけど、レスキューの事務所の方に聞いてみてくれとのこと。っていうか、このオヤジ、スノーシューがなんなのか理解していなかった様だ。今時スキー場の職員にスノーシューも知らんヤツを雇わないでもらいたいもんだ。事務所に行くと、すんなりと許可をもらい、リフト券を買ってリフト乗り場に向かうと、リフトが停止している。なにやら強風で緊急停止したらしい。職員が「並んでいる人だけ乗せて、あとは止めて」と話している。

雪洞を掘る[image/jpeg:81kB]
雪洞を掘る

ギリギリ乗ったリフトも時々強風でスピードダウンしながらなんとか山頂駅に到着。暴風の林道を見返坂目指して歩いていく。10分ほど歩くと、すぐにシゲが遅れ始める。時間も限られているし、2人の体力がいかほどのものかも分からないし頑張って行動したところで所詮たどり着く先は見返坂か五色温泉なので、今日の所は早々に切り上げることにする。南東のに少し降りて、小さな尾根筋の斜面に雪洞を掘ることにする。

3メートルほど横穴を掘るが、うち2メートルはほとんど降ったばかりの新雪ですぐに落ちてきそうだ。何とか3人寝られる空間を確保し、中に入り入口を封印する。夕食は麻婆春雨。出がけのゴタゴタでつまみを持ってくるのをすっかり忘れてしまったために夜が長い。皆20時にはシュラフに潜り込んで眠りについてしまう。朝までは果てしなく長い・・・。

2005年12月29日(木)

夜中の3時頃に息苦しくて目が覚める。シュラフから出ると、天井もかなり落ちてきている。トイレも我慢していたので、除雪ついでに入り口を開けて外に出る。睡眠は十分にとったので、目がさえてしまう。起床予定は6時だったが、5時に2人をたたき起こして朝飯を作る。朝飯はゼンザイだと言うことだったが、餅が溶けて得体の知れない物になっている。味は悪くないがこれではちょっと・・・

モイワ山を目指す[image/jpeg:84kB]
モイワ山を目指す

外はやはり吹雪。コンパスも切らずにモイワのピークを目指して登っていくと、ピーク直下には立派な雪庇が発達して直上できない。これだけ立派な雪庇が出来るなら、雪洞はこちらに作っても良かったな。南側に巻いて雪庇の切れるところにザックを置いてピークをアタックする。戻ったところでビーコン探索の練習をする。現役には雪庇に小さな雪洞を掘らせながら、私のビーコンを隠す。シゲはスノーシューの特性を活かしてサクサクとビーコンを掘り当てるが、秋豆はスキーを脱いで機動力が落ちたのか、動きが鈍い。4度ほど練習した後、出来上がった雪洞にマットを敷いてお茶を沸かす。片づけて下降を開始する。

秋豆はあまりスキーの経験がないと聞いていたので、下りは手こずるかと思っていたが、意外とうまい。下りはスノーシューのシゲの方が早く到着する予定だったが、結局ほぼ一緒に麓に到着する。少佐の家に戻り、少佐と合流してスキー練習に出かけようと思っていたが、少佐は既に奥さんと出かけた後だった。

少佐の帰りを待つ間、お昼にラーメンをご馳走になる。少佐は見返坂を下って満足した様でもう出かける様子はないので、私と秋豆でモイワスキー場に出かけ、秋豆に一人で練習をさせる。シゲはその間、少佐のお父さんを手伝って庭のイグルー制作を手伝い、お嬢さんの2人と遊んでいたらしい。

  • 日記:2066
  • 2013年04月07日(日) 18:49 更新
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