近年恒例となりつつある、白銀荘へとーのさんとかんちゃんの三人で行ってきた。雪は12月末とは思えないほど少なかったが、雪質は抜群で、十分にスキーを堪能した。
近年恒例となりつつある、白銀荘へとーのさんとかんちゃんの三人で行ってきた。雪は12月末とは思えないほど少なかったが、雪質は抜群で、十分にスキーを堪能した。
前日はもうちょっと速く家を出るつもりだったが、ついついフィギュアスケートグランプリファイナルを最後まで見てしまった。日高をすぎて、占冠に入ると全線アイスバーン。富良野駅前で車中泊するつもりだったが、富良野駅のトイレが施錠されており使えず、やむを得ず上富良野駅まで行く。25時に眠りにつく。しばらくして、なにやらやかましい音が聞こえてくる。頭を上げると、隣におねーちゃんが2人乗った車が停まっており、やかましい糞楽曲をノンストップリピートで大音響でならしてやがる。おかげで30分は眠れなかった。貴重な睡眠時間を返せー!。ほんと、氏ね。
| 時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
|---|---|---|---|
| 05:50 | 上富良野駅 | 起床 | |
| 08:10 | 快晴 | バーデン上富良野 | 出発 |
| 08:20 | 砂防ダム | 渡渉 | |
| 09:00 | ジャイアント尾根 Co1100 | ||
| 10:00 | Co1320 | ||
| 11:00 | Co1580 | ||
| 11:30 | Co1620 | ヒグマ出没リターン | |
| 13:00 | Co910 | 渡渉 | |
| 14:00 | バーデン上富良野 | 下山 |
セブンイレブンで朝食を買って山へ向かう。バーデンかみふらのについたら少佐はすでに来ていた。天気は最高にいい。バーデン上富良野でトイレを借り、バス停横に駐車して出発する。渡渉地点を探しながら、バーデンかみふらのから下がっていくと、前日までのトレースがはっきりとついていた。砂防ダムの上を横切る。水量は思ったよりも多く、深いところではくるぶしまである。対岸にわたってスキーをつける。いきなりブッシュの急斜面になる。
斜面をあがると、トレースは P1142 に向かって登っている。私のイメージとはちょっと違っていたので、トレース無視してコンタラインをトラバースしてベベルイ沢へ向かう。 Co1020 ほどでベベルイ川に出ると、地図上にはない絶壁が行く手を阻んでいた。なるほど、トレースはこれをパスしているんだな。少し戻って、尾根筋を登って巻く。 Co1060 付近でベベルイ沢に降り、登りやすそうな斜面を探して、 Co1100 付近でジャイアント尾根に上がる。
ここから先は尾根筋に沿ってひたすら登る。心配していたとおり、やっぱりブッシュはうるさい。そして、急斜面を登るトレースはなぜか直登している。いったい、どういう連中だ。オヤジな我々はジグを切りながら行く。美しい大雪と十勝の山脈にしばし目を奪われながら、のんびりと進む。 Co1450 付近から、急に尾根が細くなり、雪が堅くなり始める。ふと後ろを振り向くと、下の方に6~7人のパーティが見える。 Co1550 付近で、クラスとした斜面に悪戦苦闘していたら、あっという間に追いついてきた。よく見ると使っているスキーは、みんなファットスキーだ。
この付近からベベルイ沢のボール地形にシュプールが落ちているが、見るからに雪崩が怖そうな斜面だ。尾根の縁で、吹きだまりに少し体重をかけたら、簡単に崩れ落ちた。少し掘って積雪状態を見ると、結構やばそうな層がある。今年はまだ積雪量は少なく、雪庇もほとんど出来ていないのにこの状態なのだから、シーズンまっただ中はかなりやばいと思うのだが、それでも皆ここを滑るのだろうか?
そんなこんなで、沈滞していたら、ファットスキー軍団はシールを利かせてバリバリ直登していく。この強者ども何者?我々はもう直登は無理なので、スキーを担いでツボにする。と、ファットスキー軍団の先頭が声を上げる。見上げると、尾根の天頂でヒグマが後光を受けながらこちらを見下ろしているではないか。しばし呆然。ヒグマは悠然と歩き、尾根の陰に消えていった。富良野岳では、11月にも 北大生によってヒグマが目撃されている らしい。しかも二頭って・・・。真夏のヒグマなら、それほど気にしませんが、この時期の 穴持たず のヒグマはシャレにならん。つうわけで、この瞬間にピークはあきらめてリターンを決定する。
ファット軍団が先にボウル斜面を優雅に滑っていく。みんなテレマーカーじゃん。ボウル地形の良いところまで降りて、そこからトラバースしてジャイアント尾根に復帰して、尾根を下れるところまで下ることを確認して、我々も続く。が、どうやら少佐にはうまく伝わっていなかったようで、少し谷の方に降りすぎてしまう。まぁ、降りてしまったものはしょうがないので、そこからちょっと余計なブッシュを漕ぎつつ、トラバースして尾根に復帰する。しかし、ジャイアント尾根に復帰しても、やっぱりブッシュがうるさい。“疎林の緩斜面をまったりと滑る”つもりだったが、ブッシュに苦しめられ、いまいちだった。まぁ、それでも雪質はまぁまぁなので、どんどん高度を下げ、気がついたら Co950 付近まで降りていた。
| 時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
|---|---|---|---|
| 05:20 | 曇 | 起床 | |
| 06:10 | 出発 | ||
| 07:15 | 十勝岳温泉 | ||
| 08:15 | 霧 | Co1500 | |
| 11:25 | 富良野岳 | ||
| 12:40 | 三峰山西峰 | ||
| 13:40 | 上ホロ直前Co1870 | ||
| 14:10 | 上ホロ避難小屋 | C1 |
吹上温泉から十勝岳への登山路が見つけられず、そのまま舗装路を行く。この登山路はちゃんとあるのだろうか?って、よく考えたら、昔、秋に来た時に、廃道だと教えられたような気がするなぁ。朝からアスファルトの急斜面歩きは堪える。
十勝岳温泉から、しばらく地形図を見ないままで歩き続け、雪渓が現われてそのまま他人の踏み跡をたどっていく。ふと、地形図に目をやると、何か様子が違うことに気づく。どうやら間違えてD尾根へ行きかけていたようだ。引き返し、予定の道に戻るが、雪渓が多くなり、結局登山路は分からなくなってしまう。仕方ないので適当にコンパスを切ってコルを目指すことにする。
急斜面の雪渓をトラバースしながら、時々ダケカンバのヤブを越えて、最終的に登山路へ戻りコルへと上がる。稜線上には雪は残っていない。分岐にザックを置き、水だけを持って富良野岳をアタックする。登山路の東側斜面には少量の雪が残る。天気が悪いのでそれぞれのピークも適当に通過し、上ホロ小屋に到着する。
上ホロ小屋は相変わらず異常に寒く、とてもテントなしでは過ごせない。小屋内にテントを張って過ごす。それでも寒かった。なぜこの小屋はこんなにも寒いのだろう。
| 時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
|---|---|---|---|
| 03:50 | 曇 | 起床 | |
| 05:10 | 出発 | ||
| 06:00 | 霧 | 十勝岳 | |
| 07:50 | 美瑛岳 | ||
| 08:50 | 美瑛富士小屋 | ||
| 11:55 | オプタテシケ山 | ||
| 14:00 | 美瑛富士小屋 | C2 |
天気悪い。停滞してもいいが、この小屋は寒いし、下山後のかんちゃんとの約束もあるし、出発する。
十勝岳から美瑛岳へは火山灰地で道が不明瞭で迷いやすい。ガスが濃く、目指す方向性が分からない。油断していると、東側の沢に入り込みそうになる。周囲の土砂が吹き飛ばされ、浮き上がった三角点などで現在地を確認しながら目的地を目指す。美瑛への登山路は地形図上では稜線に沿っているが、やや下の方をトラバースしている。美瑛岳とオプタテ方面への分岐でザックを置き、岩石帯を通り、美瑛岳へ。ピークではガスで周辺の展望はない。
美瑛富士は天気が悪いのでカットする。登山路は美瑛富士東面のハイマツ帯に刻まれている。数本、美瑛富士からの大雪渓を横切る。ひとまず小屋に荷物を置き、アタック装備にしてオプタテを目指す。93年に来た時にはピークにもだいぶ雪渓が残っていたが、今回はほとんど無い。やはり展望無く、ピーク写真を撮ってそそくさと引き返す。帰りのベベツ岳の登り返しが結構ぐっと来る。
美瑛富士小屋の周りは相変わらずナキウサギの声が多いが、姿は見られなかった。それにしても、美瑛富士避難小屋は新しく立て替えられて快適になったが、プレハブ小屋というのはやはり趣がなさ過ぎである。予算がないのだろうが、もうちょっと何とかならないものであろうか。
| 時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
|---|---|---|---|
| 04:00 | ○ | 起床 | |
| 05:30 | 出発 | ||
| 06:05 | 美瑛富士 | ||
| 07:20 | ポンピ沢 | ||
| 08:30 | 望岳台 | ||
| 10:30 | 白銀荘 | 下山 |
昨日の夕方から徐々に回復し始め、今朝はそこそこの天気。小屋に貯まっていたゴミを持って帰ることにする。結構重たいぞ!!ゴルァ!
美瑛富士東面の登山路を引き返し、一番大きな雪渓から美瑛富士にアタックする。雪渓はピーク直下まで続き、ヤブ漕ぎない。ただ、芽吹き前の高山植物を踏まなくてはならないのは心が痛い。出来るだけ踏み跡をたどり、広いピークへ。今日は天気が良く、連峰すべてが見渡せる。しかし、風が強いので写真を撮ってすぐに降りる。傾斜が余りないので、雪渓のグリセードはいまいち。マットを持ってくれば良かったか。
ポンピ沢への下りは結構きつい。ガケのような側面にジグザグにルートが刻まれている。もうちょっと他にルートのつけようがなかったのだろうか。時折横切る雪渓で脚を滑らさないように注意する。ポンピ沢広くて気持ちがいい。ザックに寝転がり、手足を伸ばす。残雪スキーをすれば結構楽しめそうだ。しかし、下の方で何に出会うか分からない(汗。ポンピを越えてから、単独の女性と、夫婦一組に会う。「どうですか?」と聞かれたので、「雪渓が多いので注意してください。」と適当に答えておく。
望岳台から吹上への連絡路を使い、白銀荘へ出る。白銀荘にお願いして美瑛小屋から拾ってきたゴミを受け取ってもらう。温泉で汗を流してから、かんに電話して、明日はニペソツに行くことにする。