2006年度OB会山行 シャクナゲ岳~チセヌプリ
行程
メンバー
- ふ~ちゃん
- とーの
- 少佐
出発
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
05:30 | 自宅 | 出発 | |
08:00 | 少佐宅 | ||
09:50 | チセヌプリスキー場リフト終点 | 出発 | |
11:10 | シャクナゲ岳北峰 | ||
11:50 | 長沼 | ||
13:25 | チセヌプリ | ||
14:25 | チセヌプリスキー場 | 下山 |
朝、外に出るとうっすらと雪が積もっている。 OB 会の荷物を満載してニセコを目指す。昨日から、買い出しと装備の準備でどたばたしていて、何か忘れ物がないかちょっと不安だ。昨年のようなものすごい大荒れの天気ではないが、道路がやけに滑る。とくにルスツ付近がひどい。そして、少佐宅前の坂では止まることが出来ず、坂の下までいったん降り、再び上まで登り返した。予定よりちょっと早く少佐宅に到着。しばしとーのさんの到着を待つ。天気は良く、正面のモイワ山もよく見えている。雪は少なく、昨年の 1/4 程度しかない。ものすごいブッシュ漕ぎになるのではないかと、ちょっと不安。ほぼ予定通りの時間にとーのさんが到着。少佐をとーのさんの車に乗せ、チセヌプリスキー場に向かう。
シャクナゲ岳北峰
スキー場に着くと雪が降り出した。スキー場周辺もやはり雪は少なく、ブッシュが顔を出している。まずはリフトに乗って P832 に上がる。いざ、コンパスを切って出発・・・と思ったら、コンパスを忘れてきている。今日は読図を先輩二人にお任せ。シャクナゲ・チセ台地に向かって進む。はじめの岩場は左から巻く。やはりダケカンバがかなり頭を出している。今日は前々から行ってみたいと思っていた、シャクナゲ北峰南東斜面を落としに行く。ラッセルはくるぶし程度までで、あっという間に台地に到着。楽で良いが、下りのスキーが思いやられる。
ビーナスの丘は北東側を巻いて北ピークとのコルへ向かうが、ひどいクラストだ。少佐は途中でスキーを脱いでツボで歩いてきた。サクッと北ピークに到着。状態によっては北ピーク東の急斜面を滑降しようと思っていたが、雪面のはクラストし、足下は急激に落ち込んでおり、雪で視界も悪く、また、積雪量が少ないので岩が出ている可能性もありそうなので今回は避けることにする。一応積雪チェックをしてから、南東の谷へ向かって滑降を始めるが、やはりカリカリのクラストで滑りにくい。ブッシュ帯に入れば少しは良くなるかと思ったら、ますます悪い。風に吹かれてクラストしているところと、雪が吹き溜まっているところの差が激しく、雪面の変化についていけず、あっちへこっちへすっ転びながら、へとへとになって長沼に到着する。
チセヌプリ
長沼からは、少し北側の緩やかなあたりから北西尾根に取り付こうと思っていたが、少佐がなんだか面倒くさそうなので、最短距離の所から直接取り付く。しかし、案の定上の方は急傾斜の岩場に加えて倒木やブッシュで結構苦労する。やはり、少し歩く距離が長くなっても北側の緩やかなところから取り付いた方がいいだろう。北西尾根は、 Co900-1000 付近がひどいブッシュだ。交代でラッセルしていくが、今日の私はなんだか全然調子が上がらない。対してとーのさんはやたらと元気だ。絶好調でどんどんラッセルしていき、置いて行かれそうだ。
Co1050 を過ぎるとブッシュも切れ、徐々に傾斜も緩くなってやがて頂上台地となる。台地上は相変わらずブリザードだ。まぁ、チセでこの程度なら、全然いい天気。ピークに長居は無用なので、下る斜面を確認してシールをはずす。斜面を少し降りて、念のため積雪チェックをする。それなりに弱層はあるが、それなりにまぁだいじょうぶ(ぉぃ
南東斜面を下るが、やはり雪質は良くない。クラスト気味の重たい雪で、スキーがコントロール出来ない。今年のニセコの雪質はここ数年なかったひどい状態だ。オレってこんなにスキーが下手だったっけ?って言うくらい、全然滑れない。 Co800 付近からは谷を右岸に渡り、樹林帯の緩斜面を抜けて道道に出た。ヘアピンカーブから再び道を外れ、尾根筋に沿って下り大湯沼に出る。沢は雪が少なく、スノーブリッヂが出来ていないので、スキーをはずして沢を渡る。
スキー場の駐車場に戻りかたづけていると、とーのさんが、「オレ、2~3本滑っていくから。」と、言うわけで、少佐と二人で先に五色温泉へ向かう。それにしても、とーのさん元気だなぁ。