羊蹄山に行ってきた。雪はガリゴリでスキーを楽しむという感じではなかった。上部の方が雪質は良いらしいが、上までスキーを持って行けない諸般の事情もある。

行程

メンバー

2時に起床し、3時前に家を出て4時きっかりに部室でササオをピックアップして羊蹄山に向かった。真狩登山口には、既に1台の車が駐まっていた。

雪はガリガリ。急斜面ではシールが効きにくい。押し出し直下で先行のボーダー2名が見え始め、尾根にとりついたところで追いつく。

我々もここでスキーを外して、ツボに変える。 Co1250 付近でクラストが激しくなり、これ以上ササオにスキーを担がせても使い物にならないので、シーデポしてアイゼンをつける。ボーダーの人達はそこから少し上で押し出しにシュートしたようだ。

そこからずっとガスの中に入り、横風もあったが、やはり春なので比較的風は柔らかい。ひたすらシュカブラ沿いに直登し、登山口から4ピッチきっかりで外輪に出た。

今日はデポ旗を忘れたので、ピークは目指さずそのまま下ることにする。ピークに行ってもこの視界ではしょうがない。降り始めるとすぐに、ツボでスキーを担いだ男性2人組が登ってきた。さらに降りるともう少し年配の2人組とすれ違う。この天気なのに意外と登る人はいる物だ。

視界が悪く、登ってきたときのトレースも不明瞭になり、デポ地点付近で一瞬、下る尾根を間違えたかと思ったが、ちゃんとシーデポ地点に到達。そこからスキーを履いて神社の沢方面に下る。

雪質はレインクラスト上にうっすらと新雪が付いた状態。ガリゴリで快適なスキーとは言いがたい。当然ササオは苦戦する。

途中から登山道への尾根に移って、登山口に下山。登山口にはすれ違った人達以外にもさらに数台の車が駐まっていた。おそらく押し出しや墓地の沢方面を滑っているのだろう。

装備を片付けていると、外輪近くですれ違った人達が降りてきた。彼らは、外輪から押し出しに降りる沢を滑ったらしい。雪質が思ったよりも良かったと言っていた。