おやぶんとペンギンカール

ふ~ちゃん
目的
トヨニ岳~ピリカヌプリ縦走
日程
2010年01月01日(金) - 05日(火)
山域
南日高

今年の年末年始は久しぶりにおやぶんが北海道にやってきたので、二人で山行に行くことになった。当初の予定では積丹山塊積丹岳からポンネアンチシ山と、南日高トヨニ岳からピリカヌプリを天秤に掛け、天候でどちらに行くかを決めることとなっていた。年始の週間予報では低気圧の通過後、冬型が決まり日本海側は荒れることが確実視されたので、南日高へと行くこととなった。

行程

2010-01-01
天馬街道道路情報ステーション C0
2010-01-02
野塚トンネル北出口駐車場~トヨニ岳南東尾根~トヨニ岳コル C1
2010-01-03
C1~トヨニ岳ピリカヌプリ手前~トヨニ岳 C2
2010-01-04
C2~ペンギンカール~南東尾根~豊似川 C3
2010-01-05
C3~駐車場 下山

メンバー

  • ふ~ちゃん
  • おやぶん

主な装備

2010年01月01日(金)

ニセコのお好み焼き屋さんを出てひたすら浦河めざす。美笛峠を越えるまでは吹雪模様だ。美笛峠を過ぎて支笏湖畔に出ると一気に雪の量は少なくなるが、風が強く時々横風が車を揺らす。今回の車はおやぶんが乗ってきたモビリオスパイク。車高が高く横風に弱い。その上スタッドレスタイヤは車購入時から履いていると言うからかなり磨り減っている。

吹雪の日本海側を脱出し、苫小牧のコンビニ前でようやく一服つく。おやぶんもだいぶ疲労しているようなので、少しの間運転手を交代することにする。日高道を通過し、新冠で天馬街道方面の天候を確認しようと道の駅に立ち寄るが、道の駅は既に終了していた。それならばと、おやぶんの持参したパソコンを立ち上げるが、日高地方は e-mobile のサービスエリア外で、ネットには繋がらなかった。もっと早く気が付いていれば、苫小牧で確認したのにと後悔する。

再びおやぶんの運転に切り替え、現地をめざす。が、その前に腹ごしらえだ。ラーメン屋などに立ち寄ろうと思っていたが、元日と言うこともあって、何処もやっていない。仕方がないので静内のポスフールで明日の朝食とともに調達することにする。車から降りるともの凄い風だ。この風が続くとなると、天気が良くなっても稜線に出るのはつらい。明日の行動が思いやられる。安い弁当を買って夕食とする。

浦河から海岸を離れ、天馬街道に入ると風とともに雪が降り始める。雪の量は山が近づくにつれて増えていく。当初の予定では、野塚トンネルの北側駐車場でテント泊をするつもりだった。しかし、この風の中、テントで一泊するのは非常につらいものがあるので、途中の道路情報ステーションで一泊過ごさせてもらうことにする。

情報ステーションはセンサーで自動的に電気がつく。必要な荷物を下ろし、ロビーで店を開いて明日のパッキングをする。暖房が利いて、水もあり、綺麗なトイレもあって快適だ。OB会から持ってきたビールで乾杯し、おやぶんはクッションの効いたベンチで、私は床にマットを敷いて就寝する。風も雪もやまない。明日は本当に山に行けるのだろうか。

2010年01月02日(土)

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
06:40野塚トンネル北側駐車場出発
08:40Co610
10:40Co935
13:20Co1350
14:30トヨニ岳コルC1

4時に起床する。外は相変わらず風も雪も強く、テンションが上がらない。しかし、躊躇していてもしょうがないので、お湯を沸かして朝食を食べる。走行しているうちに少し風は収まってきたようだ。

まだ薄暗く雪の降り続く中、ザックを担いで駐車場出発する。
野塚トンネル北側駐車場

野塚トンネル北側の駐車場に移動して車を止める。冬場の駐車は除雪車の邪魔にならないように止めないと行けないのでいつも苦慮する。最後まで持っていくか迷っていたワカンは、おやぶんが持っていかないと言うので持っていかない事にする。日高の稜線ではワカンが有効なのだが・・・


ラッセルがきつい|谷の中は穏やかだが、雪が深く膝までのラッセルが続いている。
まだ水面が見える中、微妙なスノーブリッヂを縫うように渡る。
二股の渡渉

Co495 二股までを下る。思っていたより雪は多く、ラッセルが結構きつい。二股まで何カ所かスノーブリッヂを渡ったが、特に問題はない。このまま順調に進むかと思ったが、さすがにそう簡単ではない。二股では水面が出ており、渡れそうなスノーブリッヂが見あたらない。二股合流点から更に50mほど下流に下り、微妙なスノーブリッヂから何とか右股に渡る。


急な斜面を場欄を崩さないように慎重にトラバースする。
トラバース

右股は広く、ほぼ水面は埋まっていたので、すんなり尾根取り付きに到着するかと思ったが、それは二股付近だけだった。少し行くと水面が顔を出し、スノーブリッヂは小さく、簡単に渡れる所は少ない。岸の急斜面をトラバースしたり、川を渡れずに引き返したり、微妙なスノーブリッヂを無理矢理通過したりしてなかなか手こずる。

二股が近づくと、エゾシカが駆け回っていた。 Co530 二股では左股を対岸に渡らなければならないが、エゾシカがの中を走り、スノーブリッヂを崩してしまっていた。おやぶんがわずかに残ったスノーブリッヂを無理に渡ろうとしたら、案の定崩れてテールを少し水没させてしまった。

ようやく尾根に取り付く。斜面は少し笹が見えているものの、登行には十分な積雪だ。それでも新雪だけに時々不安定な積雪状態に手こずらされる。上空はまだ風が強いようで、稜線から囂々と言う音が聞こえてくる。おやぶんはシールの調子が悪いらしく、少しずつ遅れる。


急な藪尾根を登る。少しずつ天気は悪くなってきた。
急傾斜の藪尾根が続く

登るにつれて灌木のブッシュがうるさくなる。左はウィンドクラストで登りづらく、右は急峻な谷地形で入り込めない。必然的に歩きにくい尾根筋をジグを切って進むこととなる。スキー登行がだんだんきつくなるが、雪が深いのでスキーははずせない。

P1253 付近の尾根屈曲点では大きな雪庇が東側に張り出している。雪庇の下は急峻な谷の源頭だ。
P1253付近の雪庇

Co1220 から Co1253 の尾根が鍵型に屈曲する部分では、下りで間違わないようにテープを3箇所ほど打っていく。この辺の北側には雪庇が発達している。雪庇の下は急峻な崖の谷だ。ここからは植生が低いダケカンバとなり、南側はクラストしたオープンなバーン、北側は急峻な崖だ。

東峰に上がると風が強く、ホワイトアウト状態だった。本当はもう少し先に進んで、トヨニ岳と日高幌別岳の間付近まで行きたかったが、先が見えず、時間的にもリミットが近かったので、南峰とのコル天張ることにした。稜線上の広い所でブロックを積もうと思ったが、どうやら尾根上は何処まで行っても細い尾根のままのようだ。夏場は十分に広い尾根に感じても、冬場はそうならないようだ。

南側は滑ると何処までも落ちていくので、北側のカール壁上の斜面を切り崩すことにする。場合によっては雪洞にしようと思ったが、あまりにも雪が新しすぎるので、斜面を切り開いてテントを建てる。テントはおやぶんの持ってきたモンベルのゴアテントだ。このテントは吹き流しがないので、荷物を入れたり、人が出入りしようとするとどんどん雪がテントの中に入る。雪をほろってから中に入ろうとしても、逆にどんどん雪が吹き込んでしまうので、適当に切り上げてさっさとテントに潜り込む。

しばらく風は収まらず、案の定、テントの周りにはどんどん雪が吹きだまる。このままでは朝までにテントが埋まってしまうので、寝る前に除雪するために、渋々二人で外に出る。吹雪の中除雪に励んでいると、突然おやぶんが悲鳴を上げる。何かと思ったら、スコップを雪と一緒に放り投げてしまったという。ラテルネでカールを照らすが、暗闇の急斜面に見えるのは雪ばかりだ。この暗闇の中、斜面を駆け下りるわけにも行かず、スコップは諦めるしかなかった。

仕方がなく私のスコップだけで除雪をする。出来る限り夜間の除雪が不要となるために、テントの周りを掘り下げておく。

2010年01月03日(日)

タイムレコード
時刻天候場所行動
04:00起床
06:20快晴出発
07:35曇りトヨニ岳北峰荷物デポ
09:05P1512 日高幌別岳
11:45ピリカヌプリ手前引き返し
15:20トヨニ岳北峰C2

おかげで深夜の除雪をすることなく、朝を迎えた。風はまだ時々吹くが、外を見ると雲一つ無く、月明かりにトヨニ岳が浮き上がって見え、テンションが上がる。出発の準備をし、昨日放り投げたスコップがその辺に引っかかっていないかと斜面をほんの少し下ってみるが、思った以上に雪が深く体が埋まる。スコップかと思った物体もただの雪の固まりだった。ほんの数メートルを登り返すだけで息が切れ、余計な体力を消耗してしまった。

月明かりのトヨニ岳へ|稜線を西へ進むと、トヨニ岳南峰の真上に月が待ちかまえている。
天場を後にしてトヨニ岳をめざす。背後から日が昇り少しずつ明るくなる東の空。
トヨニ岳南峰

天場を後にしてトヨニ岳をめざす。南峰の真上には右下が欠けた月が待ちかまえている。背後の東の空は少しずつ明るくなってくる。


細尾根の先にトヨニ岳北峰と遙か彼方にピリカヌプリを臨む。
トヨニ岳南峰より北峰とピリカヌプリを臨む

南峰に上がると、遙か彼方に今日の目標ピリカヌプリが見える。北峰までは細い稜線が続く。左側の日高幌別川は垂直の壁となっている。大きな雪庇が出ていないのが救いだ。


トヨニ岳南峰のおやぶん|朝焼けの中、強い風にあらがいながら南峰から下るおやぶん。
朝焼けに紅色に染まる稜線。
トヨニ岳のアルペングリューエン

コルを過ぎると東から太陽が顔を出し、冬の日高の稜線を紅く照らすお約束のアルペングリューエンを拝む。北峰直下は細い稜線が更にクラストして、スキーではちょっと厳しいのでスキーを脱いでツボ足にする。出発から1ピッチちょっとで北峰に到着した。

空にはかなり雲が増えてきた。今日はどこかに荷物を残置してピリカヌプリへは軽装でアタックする予定だが、どうもこの先には荷物を安心して残置できる様な場所はなさそうだし、笹デポ旗も持参していない。大きな荷物を背負って行ってもピリカヌプリには登頂出来るかも知れないが、天場はピリカヌプリ近辺になりそうだ。帰路は往路と同じルートとなる。今回は予備日などの日程的余裕が全くないので、天候悪化を考慮すると天場はトヨニ岳から出来るだけ離れたくない。そういった理由から、ここに荷物を残置し、ピリカヌプリへアタックすることを提案する。おやぶんは少し躊躇していたが、渋々同意する。リターンリミットは12時と確認する。


トヨニ岳北峰より更に北進する。冬の日差しがありがたいが、雲が徐々に増えてくる。
トヨニ岳北峰より北進

山頂のダケカンバの脇を掘って、テントやシュラフなどの装備を埋めて出発。荷物はかなり軽くなった。山頂直下はクラストしているので少しツボ足で進んでからスキーをつける。少し下ると広く起伏のない稜線となって、歩きやすくなる。


起伏のない広い稜線を青い空に向かって進むおやぶん。
トヨニ岳北峰より北進

日高幌別岳までは快適な稜線が続き、順調に進む。日高幌別岳からは一気に標高を下げる。下り斜面だが、登りよりむしろ下りの方が手こずる。西側はクラスト斜面に風成雪が付着しているので油断成らない。東側は急斜面の吹きだまりだが、雪が重くスキーがコントロール出来ないので、結局キックターンで方向を変えながら斜滑降で少しずつ下るしかない。いっそ、スキーを脱いでツボで降りた方が早かったかも知れない。

尾根は細いがひたすらスキーで突き進む。雲が増え、太陽がかすんできた。
トヨニ岳北峰より北進

ピリカヌプリが近づくにつれ、雲が増え、いつしかピリカヌプリは見えなくなってしまった。トヨニ岳から2ピッチで P1338 まで進む。このペースならピリカヌプリまで行けそうだが、コルから登りに転じると一気にペースが落ちる。稜線はますます細くなり、西側は絶壁。雪の着いた東側も足を滑らせればただではすまない。

いよいよスキーでの登行がきつくなってきたので、ツボ足にしてみるが、一歩進むのもままならない。なんとか一つギャップを越えても、細いクラストの稜線は続く。ついにシーデポをし、アイゼンに切り替えるが、ほとんど先に進めない。ここまで細い稜線を何とかスキーだけで歩いてきたが、ここに来てワカンを持ってこなかったつけが回ってきた。リミットの12時が近づいたが、とてもピリカヌプリには立てそうにない。あとわずかな距離で非常に心残りだが、無理はしないのが信条。ここで引き返すことにする

撤退を決めて引き返し始めると背後にピリカヌプリのピークが久しぶりに顔を出した。
撤退を決めるとピリカヌプリが見えてきた

スキーを回収し、尾根を引き返し始めると、皮肉なもので久しぶりにピリカヌプリのピークが見えた。 Co1500 付近の尾根に突き上げるクマノ沢源頭斜面には大きな雪崩破断面が見える。

日高幌別岳への登り返しが堪える。日高幌別岳とトヨニ岳の間の稜線は広く穏やかだ。ここに天場を設定していれば気持ちよかっただろう。デポ旗とワカンを持ってこなかったのが悔やまれる。ここでおやぶんが今日三度目のウンコ。お腹の調子が悪いらしい。

16時前に天場に到着したが、日は既に陰り始めている。ピークを整地し、荷物を掘り出してテントを張る。

下山予定は明後日の午前中までだが、ここまで来れば明日中の下山も可能だ。そこで、明日の行動をいくつか検討するが、予定通りペンギンカールでスキーをして遊んでから、南東尾根を下ってもう一泊することにする。

2010年01月04日(月)

タイムレコード
時刻天候場所行動
06:00起床
08:40出発
ペンギンカールスキー
11:40
13:13C3
ピリカヌプリ|北に目をやると皮肉にもピリカヌプリははっきりと見える。
東から日が昇り南日高の山々を赤く照らす。
楽古岳南日高の山々

今日は時間的な余裕はたっぷりあるのでのんびり起床する。天気は良く、ピリカヌプリがよく見える。


ピットテストをするおやぶん。顕著な弱層はないようだ。
ピットテスト
youtube:
ペンギンカールを滑降するおやぶん
youtube:
おやぶん二度目の滑降

ツボ足で少し下ってからスキーをつける。稜線上の風は少し強い。ペンギンカールの上でピットテストを行う。何処まで掘っても雪は軽く、弱層は確認出来ない。スコップが一つしかないので、一人ずつ滑ることにする。ペンギンカールは小規模なので下り1分登り30分と言う所だろう。まずはおやぶんが先に滑る。あっという間に滑り降りる。おやぶんが登り返す間、私はピットテストで掘った穴でウンコをする。しかし、十分な風よけになると思ったが、事に及んだとたんに風が強くなってどんどん雪が吹き込んできて白くなってしまった。


ペンギンカールを登り返す|カール壁に刻まれたシュプール。遠い稜線をめざして登り返す。
トヨニ岳の細い頂を西から東へ風が吹き抜けていく。稜線上の吹きだまりが左右に交互に出てノコギリ状になっている。
トヨニ岳

私も準備を整え、滑走する。一瞬の斜面だが、もちろん雪質は抜群で楽しい。カール底も予想外に風が強く、先に滑ったおやぶんのシュプールも登り返しのトレースも既に消えてしまっていた。私がそこに着いたのを見て、おやぶんももう一度滑走してきた。

おやぶんは先ほどの登り返しの途中で、動かなくなり長く休憩していたが、実は単に疲れたのではなく、急に呼吸が荒くなって、手足がしびれて身動きが取れなくなっていたらしい。おそらく過呼吸症候群を引き起こしたのだろう。自然に回復したようなので良かった。

登り返しはやはり30分近くかかった。荷物を回収し、南峰はトラバースして通過して南東尾根へ向かう。東峰直下は何処も急斜面で、転んだら何処まで行くか分からない。スキーが使えそうな所まではツボで駆け下りる。

スキーを履いてもしばらくは楽しめない。 Co1253 付近までは斜滑降とキックターンを繰り返して下る。 Co1220 から先も南側斜面をトラバース気味に下るが、風で雪が飛ばされており、ブッシュが多くて快適には行かない。

youtube:
広くなった南東尾根を滑走する

Co1100 付近からは東側斜面をトラバースしながら滑降し、だんだん状態が良くなってくる。 Co773 を過ぎると尾根筋も広くなり、雪質も抜群となる。調子に乗ってきたおやぶんは「イイねえ」と叫んでどんどん先に行く。わたしは「イイけど、もっと右!」と答えるが、おやぶんには聞こえず、すっころんでしまった。案の定おやぶんはルートをはずして少し左に行きすぎてしまい、右股の崖の上に出てしまったようだ。右にルートを変えると、先日の登りのトレースを確認。程なく尾根末端に到着した。

思いのほか快適な斜面にシュプールを刻んで天場に到着した。
南東尾根終了

思いのほか快適なスキーを楽しんで予定天場に到着した。まだ充分に時間はあるので、おやぶんはもう一度尾根をんぼりかえしてすきーをしに行った。私はひとり雪を踏み固めてテントを設営する。丁寧に整地し、ようやくテントを立て終え、荷物を入れた所でちょうどおやぶんが帰ってきた。

正直、今日中に下山することは可能だが、今日中に下山してしまうと明日一日おやぶんがフェリーに乗るまで時間をもてあましてしまうので山中で一泊する。

2010年01月05日(火)

エゾシカが崩したスノーブリッヂを通過する。
渡渉

今日はちょっと歩くだけだ。撤収してを戻る。往路で状況を確認しているので、帰路は順調だ。往路で渡渉に苦労した所は無理に渡渉せずに斜面をトラバースして通過する。積雪もだいぶ締まって歩きやすくなっているようだ。

あまりにも順調に進んだので、二股ではそれと気が付かずに少し下りすぎてしまい、博清橋のたもとまで出てしまった。出発からちょうど一時間で駐車場に到着した。周囲には一本トレースが増えていた。どうやら帯広労山パーティが来ていたらしい。

帰路も風が強い。なにやらまた強い低気圧が近づいてきているらしい。予定より少し早めに下山したため、三石の温泉がまだオープンしておらず、新冠まで足をのばして温泉に入る。山翔の日替わりランチで昼飯を食い、苫小牧に帰った。苫小牧は吹雪模様だった。我が家で写真データの交換をしてからおやぶんはフェリーターミナルへと向かった。

そのころ日高西部はもの凄いことになっていたらしく、えりもでは車40台が雪に埋まるという事態になっていた。もし下山が遅れていたら、我々もこの大雪に巻き込まれていたのかも知れない。

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