漁川本流~漁岳

ふ~ちゃん
目的
漁川本流~漁岳遡行
日程
2008年06月21日(土)
山域
札幌山群

6年ぶりに漁川に行って来た。本当はワンゲルの現役部員を誘ったのだが、自分たちでどこかに登るらしく振られてしまった。まあ、内容はどうあれ、自主的に活動してるのは非常に喜ばしいことだ。

行程

2008-06-21
漁川林道終点(自転車残置)~漁川林道~漁川本流漁岳~漁川林道

2008年06月21日(土)

タイムレコード
時刻天候場所行動
08:55出発
12:30漁岳
14:20駐車場下山

朝、ゆっくりと家を出かける。漁川は苫小牧から行けるもっとも身近なだ。樽前とか、風不死とか、もっと近い所はあるが、いずれも沢登りの沢として必要な物が備わっていない。水が流れていないとか、ピークがないとか・・・。

とりあえず、漁川林道の終点に自転車を置きに行く。道の最後の方はかなり荒れていて、私の車ではちょっとつらかった。終点では大きなワゴンを残置して自転車で入渓点に戻ろうとしている人が居た。私は自転車を残置して一足先に入渓点へ戻る。普通は国道から左岸の林道を少し進んでから入渓するが、どうせ帰りには自転車で林道を登らなければならないので、国道からすぐの所から入渓することにした。

入渓点にはおじさん達と若い女性の謎の混成グループが出発の準備をしていた。先ほどの自転車の人もこの人達の仲間らしい。私はさっさと着替えて一足先に出発する。普通の入渓点からちょっと先までは砂防ダムが続いている。少し進んで、コンパスを忘れたことに気づいた。まあ、人は一杯居るし、何度か来ているし、デポは豊富にあるので迷うことはないだろう。

Co550 くらいまで足跡が先行していると思ったら、釣りの格好をしたお父さんと小学生の親子だった。当然追い越して先へ進む。

Co570 淵[image/jpeg:241kB]
Co570 初めの淵は左岸をへつる
Co585 滑床[image/jpeg:182kB]
ちょっとした滑床がある

Co570 くらいから小ゴルジュとなる。写真を撮るが、μのシャッタースピードの遅さに悪戦苦闘。 ISO 感度を手動で切り替えて対処する。本当に、画角が広い意外のメリットが何もないカメラだ。どこかでスポーツパックを手に入れて L1 に戻そうか。

他にも先行者が居るようで、地下足袋の足跡が続いている。今時親指ワレの渓流足袋など履いているのは学生だろうか。


Co615 F1[image/jpeg:256kB]
Co615 函の奥に F1 がある

Co615 F1 はさすがに一人でシャワーを浴びることに多少の躊躇はあったが、これを登らずしてこのに来た意味はない。がっつりシャワーを浴びながら直登する。なんだか、前よりホールドがちょっと微妙になったような気がするが、私の能力の低下か、気持ちの萎えのせいか・・・。


Co625 F2[image/jpeg:179kB]
Co625 美しいプールは漁川の魅力

Co625 F2 右岸を微妙にへつる。まあ、巻いても変わらないけど、何となくプライドが許さない。でも、さすがに泳ぐ気にはなれない。

漁川林道へのエスケープポイントで若いカップルに追いついた。今はでデートする時代なのか。結構こぎれいな格好をしているが、足下が渓流足袋というのはどういうこだわりのチョイスなんだろう。このレベルの歩行能力ならブーツタイプの方が断然良いと思うのだが。


Co900 F3[image/jpeg:268kB]
Co900 左岸を直登する
キバナノコマノツメ[image/jpeg:91kB]
キバナノコマノツメ
Co1050 ルンゼ[image/jpeg:389kB]
Co1050 ルンゼ状の連瀑

私はさっさと先に行かせてもらう。しばらくは単調な渓相が続く。 Co850 付近からが続く。もちろん全て直登していく。最大の Co900 F3 も左岸から直登する。

このあたりからなんだかお腹の調子が悪くなってきた。何とか下山まで我慢しようと思ったが、我慢できず。 Co1060 で右の枝沢に入って藪の中で用を足させてもらう。と、周囲を見渡すと太いタケノコがニョキニョキ生えていた。せっかくなのでありがたく回収させていただいた。ルートに戻って笹のトンネルを進む。脇のタケノコをポケットに詰め込みながら進む。

源頭にはまだわずかに雪渓が残っていた。ピークには私一人。周囲の山々はある程度見えるが、あまり天気は良くないのでさっさと下山を開始。コルでちょうどカップルとすれ違った。

帰りもタケノコを回収しながら下る。そういえば、例のグループはさっぱり登ってくる気配がないな。と思っていたら、 F3 下で休憩していた。彼らの注目を浴びながら F3 をクライムダウンする。彼らはさすがにこのペースではピークはあきらめ、ここでリターンするらしい。

あとは何も考えずスタスタと下って漁川林道へエスケープ。自転車を回収して林道を駆け下りた。


タケノコ[image/jpeg:200kB]
今日の収穫

しかし、このはやっぱ一人で登る沢じゃねーな。新人をいたぶって遊びながら登る沢だ。まあ、今回はタケノコが採れたからよしとする。

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