- 目的
- 春合宿 暑寒別岳往復
- 日程
- 2003年02月19日(水) - 21日(金)
- 山域
- 増毛山塊
行程
メンバー
装備
- スキー
2003年02月19日(水) 林道~暑寒山荘
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
10:55 | 快晴 | 水産試験場 | 出発 |
11:30 | 暑寒別川林道分岐 | シール着用 | |
12:30 | 暑寒山荘 | C1 |
早朝、室蘭でかなざわ、あらたを乗せて出発する。苫小牧でガソリンを補給。由仁のセブンイレブンで朝食をとり、留萌の警察で計画書を提出する。
増毛は腹が立つほどのスカ天。明日以降もこの天候なら良いのだが。駅前で山荘の鍵を借り、派出所にも計画書を提出していく。
林道は工事中で、入口のゲートで止められる。近くにある水産試験場にお願いして車を置かせてもらう。なにやらゲートにいる門番のおじさんはやけに気さくに話しかけてくる。
山荘まで2時間弱のりをとぼとぼと歩く。現役2人にストーブの火をつけておくように指示し、私は明日の偵察もかねて稜線までスキーをしに行く。空身で1時間強。P593から利尻が見える。山荘へ一気に滑り降りる。
私と金澤が米を忘れてきたことが発覚する。っというか、最近米はまとめて買っていたので、今回もそのつもりでいた。停滞食などを分配してなんとか繋ぐようにする。
2003年02月20日(木) 暑寒山荘~暑寒別岳
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
04:00 | 曇 | 起床 | |
06:00 | 出発 | ||
06:55 | Co520 | ||
08:00 | Co660 | ||
09:05 | Co870 | ||
10:10 | Co1050 | ||
11:20 | Co1200 | 雪洞掘り | |
13:25 | 出発 | ||
15:00 | 暑寒別岳 | ||
16:15 | 雪洞 | C2 |
掃除は帰りにやることにして、不要な装備をいくつか残置して出発。ノーマルルートを登山道沿いに歩く。Co500から、ぶりっと直登して主稜線に出る。今日は、適当なところで雪洞を掘ろうと、Co1050を越えてから、稜線の東側の斜面を確認しながら進む。P1225付近の斜面が、良さそうなので、そこで雪洞を掘ることにする。
雪はかなり締まっており、なかなか掘り進めない。それでも、交代しながら1時間半ほどで掘り上げる。スコップ3台あると、さすがに効率がよい。あらたは、バテているのか、要領が悪いのか、イマイチ動きが鈍い。
装備を雪洞に残置し、雪洞からコルまで一応デポを打ちながら進む。Co1400からクラストし始める。あらたは途中でスキーを残置する。ピーク台地は視界が悪く、ピークがわかりにくい。2度ほどニセピークにだまされつつ、ピーク到着。ピーク台地に着いてから以外と距離があるのが、この暑寒別岳のミソだ。他の山のように、激しいアップダウンがあるわけではないので、それほど苦にはならないが。
帰りは Co1460 から、直接斜面を下る。 30m ほど、クラスト気味の斜面を降りた後、シールを外して、一気にコルへ向かう。雪質はすばらしい。かなざわはやはりなかなかうまい。あらたは、慎重にジグを切りながら降りてくる。あっという間に天場到着。2人にとっては初めての雪洞で一晩を過ごす。
2003年02月21日(金) エンジョイスキー
時刻 | 天候 | 場所 | 行動 |
---|---|---|---|
05:45 | 快晴 | 起床 | |
07:00 | スキーアタック | ||
09:00 | 出発 | ||
10:00 | 暑寒山荘 | 掃除 | |
11:00 | 暑寒山荘 | 出発 | |
12:00 | 水産試験場 | 下山 |
入口の壁を蹴り飛ばして、外に出る。すばらしいスカ天。今日はこのまま下山するだけなので、昨日のすばらしい斜面にスキーアタックに行くことにする。パッキングをして、出発の準備を整えてから、それぞれの出発する。
天気がいいので、デポは打っていかない。昨日の登頂で、だいたい斜面の状況は分かっているので、昨日のトレースを利用しながら巻かずにほぼ直上していく。台地まで上がり、靴のひもをしっかりと結びなおし、直下に人が居ないことを確認して滑り始める。細かいターンを繰り返しながら、高度差役 300m を一気に滑り降りる。そのまま、箸別川に下りたいほど雪質はすばらしい。少しずつのぼりながら斜面をトラバースして、天場に戻る。
ザックを回収して、下降を開始する。雪質が良いので、その先のスキーも楽しい。ノンストップで P593 に出る。P593 の北側はハングした雪庇が出ており、そこでスキーを履いてジャンプし、その瞬間を写真に撮る。なかなかいい絵が撮れる。そこから山荘にコンパスを切っていく。最後まですばらしいスキーを楽しんで、山荘着。
山荘で装備を回収し、上の階から順に掃き掃除をする。テントウムシの死骸が大量に集まる。荷物を回収し、林道へ向かう。砂防ダムまで先は除雪が入っており、路面ががちがちになっており、路面に出る時にスリップしてこけてしまう。日が照り始め、滑りが悪くなった道を、ちんたらと降りる。ゲートで酒瓶を回収し、水産試験場で車を回収する。
留萌の神居岩温泉に入り、下山ビールを飲んで、飯食って、寝て、帰ってきた。