有明山北尾根ルート 2005年12月21日(水)

目的
有明山北尾根ルート滑降
日程
2005年12月21日(水)
山域
大雪
タイムレコード
時刻天候場所行動
06:00起床
07:35出発
10:00Co900
13:00Co1400
14:40有明山
16:30林道入口下山

上川のセブンイレブンで朝食と行動食を買って、 北見峠 へと向かった。峠を越えて、昨日偵察したとおりに、 湧別川 沿いに付く林道の入口に車を停める。昨日とうってかわって空には青空が広がっている。積雪は昨日よりは締まり気味で、快調に進む。林道分岐を過ぎてようやく1ピッチとなった。林道に沿って川を渡る。橋は架かっておらず、小さなスノーブリッヂを使ってなんとか渡った。気温は上がり、春並みに暑くなってきた。尾根末端のカーブでフリースを脱ぐ。 Co900 からの急斜面を登り始めると、背後に チトカニ が見えた。

1400[image/jpeg:44kB]
銀色の空に向かって登る

この急斜面を登り切ると、ほとんど平らの緩斜面となって、コンパスを切ってまっすぐピークを目指す。ラッセルは深く、思った以上に距離は稼げない。 Co1300 付近から傾斜が増し、植生もダケカンバとエゾマツの混交林から、ダケカンバの単層林に変わる。逆光の林の先には白い稜線が見えてくる。左手に見えてきた 天狗岳 を見ながらジグを切って、 Co1460 の稜線に出た。


頂稜[image/jpeg:51kB]
ピークはもうちょっと先
サンピラー[image/jpeg:69kB]
神々しいサンピラー

稜線上の積雪は硬く締まり、一気に距離を稼ぐ。 P1574 の直下で既にタイムリミットの14時を回って、日もかなり傾いてきたが、残りあとわずかで天気もいいので少々無理をしてピークを目指すことにした。ピークが近づき、 ニセイカウシュッペ山 がはっきりと見えてくると、太陽の下にキラキラ光る柱が見えてきた。 サンピラー(太陽柱) だ。珍しく「頑張る」といいこともあるものだ。 Co1590 で稜線上は急斜面で登れないので、西側を巻いてピークに出た。ピークに出ると、北大雪が一望できるが、南東方向はかなり雲が濃くなっている。日は更に落ち、今にもニセカウの尾根に隠れそうである。急いで下降を開始した。

スキーは 1450 から 100m ほどは快適に滑り降りるが、すぐに緩斜面となってだらだらの下りになる。トレースを使ってのジェットコースターで下っていく。ついに日没となって、周囲が薄暗くなってきた。林道に出て川を渡ると、ほとんど平らな歩きとなるが、トレースがある分登りよりずっと速く進み、サクッと林道入口に到着した。何とか ヘッドランプ を出さずにたどり着くことが出来た。

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